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【本格マッサージガン】opove APEXをおすすめする11の理由【実機レビュー】

 

 

 

1. はじめに

opoveの広報担当の方からご連絡をいただき、「opove APEX」というマッサージガン(筋膜リリースガン)の実機をご提供いただきました。本記事では、筆者が実際に2ヶ月半程度使用して感じた良い点・悪い点について紹介します。

 

なお、商品の提供を受けていますが、一人の消費者として忌憚のない感想を述べて良いという前提で商品を提供していただいています。

 

商品提供を受けている点はご留意いただきつつも、少しでもマッサージガン(筋膜リリースガン)購入の参考になれば幸いです。

 

世界レベル 14.5mm振幅 最大約22kg耐圧 6種類アタッチメント トータルボディケア 一年間メーカー保証(ブラック)人間工学に基づいたハンドル

 

 

また、当ブログではopoveから発売されている、「opove M3 Go」というマッサージガン(筋膜リリースガン)についても実機レビューをしていますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

www.step-pedia.com

 

2. opove APEXについて

⑴ opove APEXとは?

opove APEXとは、opoveが日本で2022年9月頃に販売を開始したマッサージガン(筋膜リリースガン)です。

 

カラー展開は、ブラック、シルバー、グリーンの3色となっております。今回ご提供いただいたopove APEXはブラックなので、本記事に記載している写真(Step-pedia撮影分)は、すべてブラックのものとなります。

 

ブラック(左)・シルバー(中央)・グリーン(右) 引用:Amazon

 

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)には、①本体重量が500g以下の持ち運び重視のコンパクト・軽量モデル、②本体重量500g~1000g程度の値段・サイズ・パワーのバランスが取れたミドルレンジモデル(通常タイプ)、③本体重量1000g以上のパワーを重視した本格モデル(プロ向けタイプ)の大きく3つのモデルタイプがあります。

 

opove APEXの本体重量は約1040gであり、本格モデル(プロ向けタイプ)に分類されます。他の本格モデル(プロ向けタイプ)のマッサージガン(筋膜リリースガン)としては、MYTREX REBIVE PRO、HEYPER VOLT 2 Pro、Theragun Elite、Theragun PROなどがあり、これらは人気のある製品なので、他社製品と比較する際にはこれらの商品と比較すると参考になるでしょう。

 

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Hypervolt 2 Proは、Hypervolt 2の1.5倍パワフルなモーターを搭載し、どんな振動機器よりも強力な振動を備えています。パワフルな振動の方が心地よい方や、アスリートの方向けによりパフォーマンスを高めるために設計されています。

 

ブラック G4-ELITE-BLK-PKG-KRJP 【日本語サポート・正規品】

 

プロのアスリートや理学療法士も認める機能を備えた、最上位モデル。

 

 

opoveは後述の通り、「opove M3 Pro」という本格モデルを発売しており、opove APEXは2機種目の本格モデルの製品となります。

 

opove APEXの商品ページによると、今回新たに発売されたopove APEXはopove M3 Proをはじめとする他のopove製品に対するユーザーからのフィードバック等を参考に分析・検証を行い、開発されたモデルであるとのことです。

 

⑵ opoveって信頼できる会社?

opoveは、2018年に中国で設立された会社で、事業内容は、マッサージガン(筋膜リリースガン)を代表とする健康家電の企画・開発・販売・アフターサービスを行っています。

 

また、「OPTIMIZATION」と「LOVE」を企業理念としており、ブランド名は「OPTIMIZATION」「LOVE」が由来のようです。

 

現在は日本、米国、カナダ、中国、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン9ヶ国で事業展開しており、opoveの広報担当の方によると、海外には、香港、シンガポール、アメリカ(シアトル)に拠点があるとのことです。

 

また、opoveが販売している「opove M3 Pro」は、アメリカでの出荷台数が累計30万台以上を記録しているとのことで、opoveがマッサージガンという分野において、グローバルな展開をし、実績を残していることがうかがえます。

 

また、日本においても「opove M3 Pro」、「opove M3 Go」、「opove APEX」と複数の機種を販売しており、今後さらなる展開が期待されます。

 

海外の拠点は上記の通り、香港、シンガポール、アメリカ(シアトル)の3拠点であり、今のところ日本には拠点はないそうですが、商品には日本語の説明書が付属しており、日本語での問い合わせ窓口が存在しているため、日本の拠点がなくても困ることはないと思います。

 

⑶ opove APEXのスペック

opoveの公式ページや説明書などに記載されている情報によると、opove APEXの基本的になスペックは以下の表の通りです。

 

商品価格(税込) 26900円
本体重量 1040g
本体サイズ 横幅 156㎜
厚み 82㎜
高さ 234㎜
振幅 14.5㎜
アタッチメント数 6
振動段階 3段階
振動レベル レベル1 約1600回/分
レベル2 約2000回/分
レベル3 約2500回/分
耐圧力 22㎏
音圧
稼働時間 4~8時間
充電時間 2~3時間
電源供給元 ACアダプター
定格電源 DC 25.2V1A
バッテリー 2500mAh×6
バッテリー交換 不可
生産国 中国
保証 1年間

 

音圧(㏈)についてopoveに問い合わせて確認しましたが、残念ながらデータはないとのことでした。

 

opove APEXのやや特殊な点としては、以下の写真のように電源スイッチと振動レベルスイッチの2段階に分かれていることです。使用する際には、まず①電源スイッチをONにして待機状態にして、その後②振動レベルスイッチを押すことで振動レベルを調整します。他のマッサージガンを使い慣れている方は、最初操作が分からずに少し戸惑う可能性がありますが、一度使い方がわかれば特に問題はありません。使用してみた感想としては、特にメリットでもデメリットでもないという印象です。

 

 

⑷ opove APEXの同梱物

opove APEXの同梱物は、以下の通りです。

 

同梱物 個数
APEX本体 1台
ACアダプター 1本
アタッチメント 6種類
取扱説明書 1冊
収納ケース 1個
アタッチメント収納ケース 1個

 

opove APEX本体と本体に取り付けるアタッチメントが6種類付属しているほか、専用のACアダプターも付属しており、使用するために必要な物はすべて付属しています。また、充電された状態で発送されてくるため、到着後すぐに使い始めることができます

 

また、全ページ日本語の説明書が付属しており、翻訳ソフトによって翻訳されたような日本語ではなく、しっかりとした日本語で記載されています。

 

一式を収納できる専用の収納ケースと、アタッチメントを収納できるアタッチメント収納ケースが付属しています。写真のように一式が収納でき、アタッチメント収納ケースは取り外して持ち運ぶことも可能です。

 

 

 

アタッチメント収納ケースには、以下の写真のようにアタッチメントが収納されています。

 

 

3. opove のおすすめポイント

⑴ 購入しやすいリーズナブルな価格

まず最初におすすめするポイントは、本格モデルのマッサージガン(筋膜リリースガン)としてはリーズナブルな価格であることです。

 

opove APEXは、26,900円(税込)であり、一見すると安い価格ではないと感じますが、同じ本格モデルである、MYTREX REBIVE PRO(85800円)、HEYPER VOLT 2 Pro(56000円)、Theragun Elite(49500円)、Theragun PRO(69300円)などのマッサージガン(筋膜リリースガン)と比較すると、1/2〜1/3程度の価格であり、かなりリーズナブルな価格であることがわかります。

 

プロ向けの本格モデルのマッサージガン(筋膜リリースガン)の購入を検討しているものの、他の本格モデルの製品は高額すぎてためらっている方も多いかと思います。

 

上記の通りopove APEXは本格モデルとしては非常に安いため、値段を理由に本格モデルの購入をためらっている方におすすめです。

 

⑵ 人間工学に基づいた持ちやすさ

マッサージガン(筋膜リリースガン)は振動する先端部分を身体に押し当てる機器であり、マッサージガン(筋膜リリースガン)を使う際にはしっかりと持ち手部分を持っている必要があります。そのため、持ちやすさというのは、マッサージガン(筋膜リリースガン)において非常に重要な点です。

 

opove APEXの商品ページによると、opove APEXは持ち手に45度の傾斜があるようなデザイン設計になっており、この傾斜は、人間工学に基づいた持ちやすい傾斜となっています。opove APEXを持った際に、合谷(ごうこく)という手の甲側の親指と人差し指の骨が交差するくぼみの部分がopove APEXの重さを支える役割を果たすようになっている(ちょうど、以下の右側の写真のような形状が、以下の左側の写真のように手にフィットする)ため、指や指関節の負担が減ります。

 

opove APEX 筋膜リリースガン トータルボディケア 14.5mm振幅opove APEX 筋膜リリースガン トータルボディケア 14.5mm振幅

引用:Amazon

 

実際に使用してみた感じ、かなり持ちやすく、上の左側の写真のように、合谷がopove APEXの重さをある程度支えてくれるため、思ったほど重さを感じませんでした。

 

⑶ 重すぎない適度な重量

マッサージガン(筋膜リリースガン)は、痛みの原因となっているトリガーポイントと呼ばれるコリに重点的に押し当てることが効果的であるとされています。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は、振動する機器であるため、マッサージガンを身体に押し当てた際に、身体からマッサージガンを押し返してくる力が発生します。

 

そのため、本体の重量が軽いマッサージガン(筋膜リリースガン)だと、本体重量が軽い分、しっかりと押し込む必要がありますが、重量があるマッサージガンは、押し込む力は少なくて済みます。

 

そのため、マッサージガン(筋膜リリースガン)にはある程度の重量があった方がいいといえます。

 

一方で、重くなりすぎると扱いづらくなってしまうため、重量と扱いやすさのバランスが重要となってきます。

 

opove APEXのカタログ重量は1040gであり、約1㎏と決して軽いとはいえない重量ですが、筆者が実際に使用した感想としては、上述の人間工学に基づいた設計のおかげで重さを感じづらいのも相まって、思ったほどの重量は感じなかったです。

 

また、重量1kgを超えているので、押し込む力はそこまで必要とせず、重量と扱いやすさのバランスがちょうどいいと感じました。

 

また、他の主要な本格モデルのマッサージガン(筋膜リリースガン)は、MYTREX REBIVE PRO(1500g)、HEYPER VOLT 2 Pro(1180g)、Theragun Elite(1000g)、Theragun PRO(1300g)となっており、これらと比較するとopove APEXは本格モデルのマッサージガン(筋膜リリースガン)の中でも軽量な方であることがわかります。

 


なお、opove APEXの本体重量は、メーカー表記で1040gとなっており、実測では上記写真の通り、アタッチメント未装着の状態で1043gとなっています。

 

 

また、球型のアタッチメントを装着した状態の実測値は1067.8gだったので、実際にマッサージガン(筋膜リリースガン)を使用する際には、こちらの重量を目安にするといいでしょう。

 

⑷ 幅広い振動数と振動レベル

① 調整幅の広い振動数

opove APEXの振動数は最小振動数が約1600回/分、最大振動数が約2500回/分であり、最小振動数と最大振動数の差が約900回/分となっています。

 

opove APEXと他の同タイプの製品の最小振動数、最大振動数、振動数の幅は以下のようになります。

 

商品名 最小振動数(回/分) 最大振動数(回/分) 振動数の幅(回/分)
opove APEX 1600 2500 900
MYTREX REBIVE PRO 2100 3300 1200
HEYPER VOLT 2 Pro 1700 2700 1000
Theragun Elite 1750 2400 650
Theragun PRO 1750 2400 650

 

振動数が大きくなるほど、皮膚表面への負担が増えるため、必ずしも最大振動数が大きければ大きいほどいいというわけではなく、後述の振幅と合わせて適切なバランスのマッサージガン(筋膜リリースガン)を選択する必要があります。

 

なお、最大振動数や振幅の幅が大きくなるほど皮膚の表面への負担が大きくなるためか、振幅が大きいマッサージガン(筋膜リリースガン)ほど最大振動数は小さくなる傾向にあります。

 

opove APEXは他の本格タイプと比較すると、最小振動数が最も低いのが特徴で、後述の振幅も相まって、振動をしっかりと深部まで伝達し、筋肉やコリをじっくりとほぐすことが可能です。

 

最大振動数は、MYTREX REBIVE PROやHEYPER VOLT 2 Proと比較すると少ないですが、opove APEXはこれらの製品より振幅が大きいため、トータルでは十分な性能であるといえます。

 

② 調整可能な振動レベル

opove APEXは3段階に振動レベルを調整することができ、各振動レベルでの振動数は以下の通りになります。

 

レベル1:約1600回/分

レベル2:約2000回/分

レベル3:約2500回/分

 

他の同タイプの製品は、MYTRE X REBIVE PRO(5段階)、HEYPER VOLT 2 Pro (5段階)、Theragun Elite (5段階)、Theragun PRO  (5段階)であるため、細かく振動レベルを調整したい方にはopove APEXの3段階では物足りなく感じるかもしれませんが、振動レベルの調整幅は3~5段階程度のマッサージガン(筋膜リリースガン)が多く、opove APEXは十分な振動レベルの調整機能があるといえます。

 

また、マッサージガン(筋膜リリースガン)の振動レベルの調整方法は、振動レベルボタンを押すごとに振動レベルを上昇させる作りのものが多く、あまり振動レベルの段階が多すぎても、振動レベルの調整が手間になってしまうこともあるので、3段階あれば十分であり、またむしろ便利であると思います。

 

⑸ 深くまで振動が伝わる振幅

振幅とは、マッサージガン(筋膜リリースガン)の先端部分の振動幅のことです。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は振幅が大きいほど、筋肉の深い部分まで振動を伝えることができるとされています。そのため、筋肉をしっかりとほぐしたい方や、筋肉量の多い方は振幅が大きいマッサージガン(筋膜リリースガン)を選択するといいでしょう。

 

ミドルレンジ(通常タイプ)のマッサージガン(筋膜リリースガン)は6㎜から10㎜程度の振幅の製品が多く、本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)はミドルレンジ(通常タイプ)以上の振幅の製品が多い傾向にあります。

 

opove APEXの振幅は14.5㎜となっており、他の同タイプの製品が、MYTREX REBIVE PRO(10㎜)、HEYPER VOLT 2 Pro(14㎜)、Theragun Elite(16㎜)、Theragun PRO(16㎜)であることから、Theragunシリーズの製品に次いで振幅が大きいことがわかります。

 

opove APEXは振幅が大きく、より筋肉の深くまで振動が伝わるため、筋肉量の多い方はもちろんですが、そうでない場合でも主に筋肉量の多い部位をほぐしたい方などに、特におすすめです。

 

記事執筆時点で、筆者の手元にある他のマッサージガン(筋膜リリースガン)は、通常タイプのMYTREX REBIVE(8㎜)とopove M3 Go(10㎜)ですが、それぞれ振動の到達の程度は違うと感じます。自身の用途に応じて適切な振幅のマッサージガン(筋膜リリースガン)を選択することが重要となります。

 

なお、力強さを求める方は、最大振動数を重視しがちなのですが、実際に使用してみると、実は最大振動数ではなく振幅が重要なことがわかります。

 

最も「強く」をイメージするのであれば、振幅が大きいものを選び、低めの振動数で動かすのが良いと思います。振幅が小さいほど、そして振動数が大きいほど、「叩き」より「揺らす」イメージに近くなります。

 

筆者は週1~2回程度、トレーニングやランニングをするのですが、下半身などの筋肉量が多い部位に押し当てた場合、opove APEXが最も深部まで振動が伝わり、ほぐれるような感覚がありました。

 

デスクワークによる身体の不調程度であれば、それほど振幅の大きいマッサージガン(筋膜リリースガン)である必要はないかもしれませんが、筋肉量が多い方や、特に強いコリに悩んでるような方は、opove APEXのような振幅の大きいマッサージガン(筋膜リリースガン)を検討するといいかと思います。

 

⑹ 長い稼働時間

opove APEXの稼働時間は4~8時間となっています。

 

他の本格タイプの製品の稼働時間は、MYTREX REBIVE PRO(6時間)、HEYPER VOLT 2 Pro(3時間)、Theragun Elite(2時間)、Theragun PRO(4時間)であるため、opove APEXが稼働時間の長いマッサージガン(筋膜リリースガン)であることがわかります。

 

運動場所への持参など、持ち運びする方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

 

稼働時間に4~8時間と幅があるのは、振動レベルや加圧の程度などによって、変動するためで、opoveに問い合わせて確認したところ、各振動レベルのみで使用した場合の稼働時間は概ね以下の通りとなるとのことでした。

 

レベル1のみ:8時間

レベル2のみ:6時間

レベル3のみ:4時間

 

なお、マッサージガン(筋膜リリースガン)は加圧等の条件によって稼働時間が変動するため、表記されている稼働時間はあくまでも目安です。

 

⑺ 十分な耐圧力

耐圧力とは何㎏までの力を加えても問題ないかという指標のことで、耐圧力以上の力を加えると、マッサージガン(筋膜リリースガン)が正常に動作しなかったり、止まってしまってしまうこともあります。

 

耐圧力が低いマッサージガン(筋膜リリースガン)だと、強く押し込むことができず、深いところまで振動を伝えることが困難なこともあり、マッサージガン(筋膜リリースガン)を選ぶうえで、耐圧力は重要な要素であるといえるでしょう。

 

重要な要素でありながら、耐圧力が表記されているマッサージガン(筋膜リリースガン)は少なく、耐圧力が表記されているだけでも十分なメリットといえます。

 

opove APEXの耐圧力は22㎏となっています。

 

通常タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)の中で、耐圧力が表記されている製品は主にopove M3 Go (14㎏)やTheragun Prime(13㎏)ですが、これらと比べるとopove APEXは本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)らしく、かなり耐圧力があることがわかります。

 

また、耐圧力が表記されているマッサージガン(筋膜リリースガン)としては、Theragun Elite(18㎏)、Theragun PRO(27㎏)があり、Theragunの最上位モデルであるTheragun PROの27㎏と比較すると劣りますが、Theragun Eliteが18㎏であることを考えると、opove APEXの22㎏という耐圧力は十分高水準であることがわかります。

 

また、これらのTheragunシリーズの値段が、Theragun PRO(69,300円)、Theragun Elite(49,500円)、Theragun Prime(38,500円)であるのに対して、opove APEX(26,900円)であることを踏まえると、opove APEXの耐圧力は圧倒的にコストパフォーマンスが高いことがわかります。

 

⑻ 安全機能

opove APEXには安全のため、30分以上使用すると待機状態に戻るという記載が説明書にあります。うっかり切り忘れて電源を消費し切ってしまったり、気が付かずにバックの中で稼働し、使いたい時に使えないといったことを防ぐことができますし、連続稼働による発熱等も防ぐことができるため、安心して使用できます。

 

⑼ 種類豊富なアタッチメントが付属

 

 

opove APEXには、6種類のアタッチメントが付属しています。

 

引用:Amazon

 

アタッチメントの種類が豊富なため、使用する部位や好みなどに応じて、適切なアタッチメントを選択することが可能です。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は使用してみて初めて分かることも多く、また、人によって筋肉量や身体の不調も違いがあるため、適切なアタッチメントは違うこともあります。

 

種類が豊富であることは、その分様々な選択肢を試すことができ、自身にとって適切なアタッチメントを見つけられる可能性が高まるということなので、大きなメリットといえるでしょう。

 

⑽ 2種類の収納ケースが付属

opove APEXには①一式を収納可能な収納ケースと②アタッチメント収納ケースの2種類の専用ケースが付属しています。

 

① 一式を収納可能な収納ケース

 

 

本体、ACアダプター、アタッチメント収納ケースをまとめて収納することができます。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は精密機器なので、収納ケースに保管できるほうが安心できます。

 

また、上部に取手が付いているので、持ち運びたいときは一式をケースごとそのまま持ち運ぶことができます。

 

一式すべてを収納した状態の重量は実測で1987.3gでした。

 

ただ、約2㎏なので、普段から持ち歩くには少々重いため、自宅での保管時や、他の荷物がないとか、外出時におけるマッサージガンの重要性が高い時、などの使用が中心になるでしょう。

 

② アタッチメント収納ケース

 

 

opove APEXには、アタッチメントのみを収納可能な収納ケースが付属しており、①のケースにアタッチメント収納ケースごと収納することが可能です。

 

①の収納ケースは大きいので、日常的にマッサージガンを使用したい場合は、置き場所に困ることもあります。そのため、アタッチメントだけ別に保管でき、また別で持ち運ぶことができるのは便利だと感じます。

 

 

なお、アタッチメント一式を収納した状態のアタッチメント収納ケースの重量は実測336.8gでした。

 

⑾ 保証と複数の問い合わせ窓口がある

① 1年の保証付き

opove APEXは1年間保証があり、説明書にある「無料修理規定」を満たしている場合は、購入日から1年間無料で修理を受けることができます。

 

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は振動で本体に負担がかかる電子機器で、かつ高価な商品なので、メーカー保証があるのは安心できます。

 

ただし、説明書には以下の記載があるため、一般家庭用以外での使用を検討している方は、留意しましょう。

 

ただし、一般家庭用以外(例えば業務用など)に使用された場合は、保証期間内でも「有償」とさせていただきます。

 

また、保証の対象は本体とACアダプターとなっており、それ以外の、収納ケース、アタッチメント、アタッチメント収納ケースについては無料修理の対象外となっており、opoveに問い合わせたところ、これらについては有償での対応となるとのことでした。

 

なお、アタッチメントは、別途販売もされています。

 

opove APEX 専用のアタッチメントセット

 

② 複数の問い合わせ手段がある

opoveへの問い合わせはWeb、LINE、メールで可能で、修理についてや、その他問い合わせたいことはこれらの問い合わせ窓口へ連絡しましょう。

 

複数の問い合わせ窓口があるため、自身に合う問い合わせ方法を選択することが可能です。

 

受付時間は10:00~19:00(土日・祝日・夏季休暇・年末年始を除く)です。

 

Web:https://opove.jp/pages/contact

LINE ID:opove

E-Mail:support-jp@opove.com

 

なお、opoveに確認したところ、海外法人のため電話の問い合わせ窓口は設けていないとのことでしたので、問い合わせたい場合は、上記問い合わせ窓口に連絡しましょう。

 

4. opove APEXの気になるポイント

⑴ 持ち運びにくい重さ・サイズ感

 

 

収納ケースに一式収納した状態の総重量が約2㎏かつ大きさも上記写真のように2リットルペットボトル約2本分ほどの大きさ(厚みは同程度)なので、普段会社等に持っていくには重く、大きい製品であるといえます。もっとも、本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)は基本的に本体サイズの大きい製品が多いため、opove APEX特有のデメリットというわけではなく、本格タイプの製品に共通する特徴といえます。

 

スーツケースを使うような旅行であれば、持っていけなくはないかと思いますが、かなりスペースはとることになります。

 

また、収納ケースのサイズが大きいため、普段部屋に保管しておく場合にもスペースが必要になります。

 

 

収納ケースから出して保管する場合にも、本体が大きいため、すぐに使えるように普段から机の上に置いておくには邪魔なサイズといえます。

 

一方で、本体が大きくて重い分、しっかりとした作りであるともいえるので、特徴を理解していれば問題ないといえます。

 

なお、下記写真のように置けば自立します。

 

 

⑵ オイルが滲み出ることがある

opove APEXは、使い始めの時期にアタッチメント差込口からオイルが滲み出ることがあります。垂れてくるような感じではなく、アタッチメント差込口に触れるとオイルが付着してしまうような状態です。

 

 

上記左写真の赤丸部分の振動部分と本体部分の間から滲み出て、上記右写真の振動部分の先端周辺にオイルが付着していることがあるようなイメージです。

 

このオイルが滲み出るような現象については、説明書の「お手入れ方法」に以下のような記載があります。

 

アタッチメント差込口付近に少量のオイルがにじみ出ることがありますが、機器内のグリースによるもので、本体の故障ではございません。ティッシュなどで拭き取ってお手入れをしてください。

 

opoveに問い合わせて確認したところ、にじみ出るオイルの量が少量であれば、頻度問わず正常の範囲内であるとのことで、逆に大量のオイルがにじみ出たり、明らかに異常であると感じた場合は、カスタマーセンターに連絡をすれば対応していただけるとのことでした。

 

また、この現象については使用していくうちに少しづつ落ち着いていくとのことで、実際に筆者は2ヶ月半程度使用していますが、当初に比べると明らかに量と頻度が減っています。

 

1ヶ月を過ぎたあたりから、徐々に症状が落ち着いてきて、2ヶ月経過してからは、手に付着することはほとんどなく、ティッシュで拭き取るとごく少量が付着するような状態に落ち着いています。

 

オイルが滲み出るといっても、垂れてくるわけではなく、アタッチメントを取り外そうとしたときにアタッチメント差込口付近に触れてしまうと手に付着するといった感じなので、アタッチメントを交換する際は、事前にアタッチメント差込口付近をティッシュ等で拭くなどの工夫をすれば問題はないかと思います。

 

また、上記の通り、徐々に落ち着いてくるため、この現象について過度に心配する必要はないかと思います。

 

⑶ バッテリー交換ができない

opove APEXはバッテリー交換不可となっています。

 

もっとも、多くのマッサージガン(筋膜リリースガン)はバッテリー交換不可であり、HEYPER VOLT 2 Pro、Theragun Eliteなどもできません。

 

そのため、opove APEX特有のデメリットではなく、マッサージガン(筋膜リリースガン)という製品全体の特徴といえます。

 

ただ、本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)の中にはバッテリー交換可能な製品もあるので、どうしても、バッテリー交換にこだわるのであれば、opoveから販売されているopove M3 ProやMYTREX REBIVE PRO、Theragun PROのようなバッテリー交換可能なマッサージガンの購入を検討するといいでしょう。

 

opove M3 Pro 筋膜リリースガン プロも愛用 12mm振幅 バッテリー交換可能 6種類アタッチメント トータルボディケア 一年間メーカー保証 日本語取扱説明書付き(ブラック)

 

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プロのアスリートや理学療法士も認める機能を備えた、最上位モデル。

 

説明書によると、opove APEXのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返したときに、本来容量の80%を維持できるようにされている旨の記載があります。

 

opove APEXは稼働可能な時間が長く、その分充電が必要な頻度は減るため、バッテリー交換ができなくても、十分長く使っていけるでしょう。

 

⑷ 充電中は使用できない

opove APEXは充電中は使用できない設計で、電源スイッチをONにすることはできますが、振動レベルスイッチを押しても振動しないようになっています。

 

そのため、使用する場合はあらかじめ充電しておく必要があります。

 

もっとも、多くのマッサージガン(筋膜リリースガン)は充電中は使用できない製品が多く、opove APEX特有のデメリットではなく、マッサージガン(筋膜リリースガン)全体の特徴といえるでしょう。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は身体の様々な場所に押し当てて使用するため、充電中にも使用できるようにするためには、かなり長い電源ケーブルが必要であり、また、振動部分にケーブルが挟まってしまうなどの危険が考えられるため、充電中は使用できないようになっているのだと思われます。

 

opove APEXは充電された状態で発送されてくるため、製品購入後は充電せずにそのまますぐに使用することができます。また、バッテリー残量もランプで表示されているため、充電中に使用できなくて困ることはないかと思います。

 

5. opove APEXに関する総評

opove APEXはプロ向けの本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)であり、他のMYTREX REBIVE PRO、HEYPER VOLT 2 Pro、Theragun Elite、Theragun PROなどと比較しても、高水準なスペックの製品であることがわかります。

 

加えて、MYTREX REBIVE PRO(85,800円)、HEYPER VOLT 2 Pro(56,000円)、Theragun Elite(49,500円)、Theragun PRO(69,300円)、opove APEX(26,900円)という価格を考えると、本格タイプのマッサージガンを検討している方におすすめの商品であるといえます。

 

発売したばかりの商品であるため、耐久性についてはまだわからない部分が多いですが、筆者が実際に実機を使用した感じでは、しっかりとした作りであると感じました。耐久性の点も、opoveは、opove M3 Proでの実績があり、opove APEXはopove M3 Proの改良版でもあることから、十分な水準と考えられる、また、少なくとも一年の保証が付いているので、この点で安心できます。

 

筆者は2ヶ月半程度の期間の間、週に2~3回、1回あたり数分程度使用していますが、今のところ特に破損や故障はありません。

 

世界レベル 14.5mm振幅 最大約22kg耐圧 6種類アタッチメント トータルボディケア 一年間メーカー保証(ブラック)人間工学に基づいたハンドル

 

6. この記事の結び

opove APEXは高水準な本格タイプのマッサージガン(筋膜リリースガン)でありながら、リーズナブルな価格の製品です。

 

本格的なマッサージガンが欲しいという方には筆頭候補に挙げるべき機種と言えるでしょう。

 

また、以下の記事では、opoveから発売されているミドルレンジ(通常タイプ)のマッサージガン(筋膜リリースガン)であるopove M3 Goの実機レビューをしているので、そちらも参考にしてみてください。

 

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マッサージガン(筋膜リリースガン)には、様々なタイプがあり、その中から自分に合ったマッサージガン(筋膜リリースガン)を選択するのが重要です。

 

以下の記事ではおすすめのマッサージガン(筋膜リリースガン)をまとめているため、そちらもぜひ参考にしてみてください。

 

www.step-pedia.com

 

他の筋膜リリースの方法について知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

 

www.step-pedia.com

 

【コンパクト・高性能】opove M3 Goをおすすめする13の理由【マッサージガンレビュー】

デスクワークが原因の腰や肩の痛みや、アスリートの方々の筋肉のメンテナンスの方法として、筋膜リリースが近年注目されています。筋膜リリースの手段として自宅でもできるお手軽な手段としてマッサージガン(筋膜リリースガン)が広く認知され始めています。

 

 

 

1. はじめに

opoveの広報担当の方よりご連絡をいただき、opove M3 Goというマッサージガン(筋膜リリースガン)の実機をご提供いただきました。

 

この記事では、筆者が1ヶ月ほど実際に使用した感想を、良い点も悪い点も含め、レビューしていきます。

 

なお、商品提供を受けてはおりますが、一人の消費者として、良い点・悪い点のいずれについても、ありのままの感想を述べて良いとの前提で商品の提供を受けており、記事内容のチェックなどは受けていません。商品提供を受けている点をご留意いただきつつも、マッサージガン(筋膜リリースガン)購入の参考になれば幸いです。

 

筋膜リリースガン トータルボディケア 10mm振幅 最大約14kg耐圧 6種類アタッチメント 振動レベル4段階 一年間メーカー保証(グレー)

 

また、当ブログではopoveから発売されている「opove APEX」についても実機レビューしていますので、そちらも参考にしてみてください。

 

www.step-pedia.com

 

2. opove M3 Goについて

⑴ opove M3 Goとは?

opove M3 Goは、opoveが2022年5月頃に販売を開始したマッサージガン(筋膜リリースガン)です。

 

カラーはブラックとグレーの2色を展開しており、今回記事内にて掲載している写真はすべてブラックのものとなります。

 

ブラック(左)・グレー(右) 引用:Amazon

 

opoveは、従前より、人気モデルであるopove M3 Pro、opove Apexという比較的大きめなサイズのマッサージガン・筋膜リリースガンを販売しており、opove M3 Goは、これらに続く3モデル目で、比較的コンパクトなモデルになっています。

 

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)には、①持ち運びを重視した本体重量500g以下のコンパクト軽量モデル、②パワーを重視した本体重量1000g以上の本格モデル、③値段・サイズ・パワーの点でバランスの取れた本体重量500g〜1000g程度のミドルレンジのモデルの大きく3つのタイプがあります。

 

opoveの従前のモデルは、いずれも1㎏以上あり、大型な本格モデルでしたが、opove M3 Goは、本体重量640gであり、ミドルレンジのモデルに該当します。

 

ミドルレンジのモデルとしては、HYPER VOLTシリーズのHYPER VOLT GO(618g)や創通メディカルのMYTREX REBIVE(680g)などがあります。これらはいずれも、日本におけるマッサージガンの最も人気の高いモデルであり、他社製品と比較する際はこれらの商品との比較が参考になるでしょう。

 

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⑵ opoveって信頼できる会社?

そもそもopove M3 Goを発売しているopoveとはどのような会社なのでしょうか。

 

opoveは「OPTIMIZATION」と「LOVE」を企業理念としており、ブランド名は「OPTIMIZATION」「LOVE」が由来のようです。

 

opoveは、2018年に中国で設立され、マッサージガンを代表とする健康家電の企画・開発・販売・アフターサービスを行う事業を展開している会社です。比較的歴史は浅いものの、5年以上の実績がある点では安心できるポイントといえるでしょう。

 

現在は日本、米国、カナダ、中国、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン9ヶ国で事業展開し、香港、シンガポール、アメリカ(シアトル)に拠点があるとのことです。

 

opoveの広報担当の方によれば、先行して販売しているopove M3 Proについては、アメリカで累計30万台以上の出荷数を記録しているとのことであり、海外でも十分な実績があるといえるでしょう。実際に、youtubeなどを見ると、英語圏でのレビュー動画も多数あります。

 

このようにopoveは、マッサージガンの分野でグローバル展開し、実績も残している企業であることがわかります。

 

また、日本での知名度も上がってきており、注目のブランドであり、信頼に値する会社といえそうです。

 

なお、現在日本には拠点を置いていないとのことですが、日本語の説明書が付属しており、問い合わせ窓口も日本語で対応してくれているので、特段困ることはないのではないかと思います。opoveの広報担当の方も、日本人の方でした。

 

⑶ opove M3 Goのスペック

個別のスペック項目については後述しますが、opoveの公式ページや、付属の説明書によれば、opove M3 Goの基本的なスペックは以下の通りです。

 

商品価格(税込) 14900円
本体重量 640g
本体サイズ 横幅 93㎜
厚み 62㎜
高さ 147㎜
振幅(ストローク) 10㎜
アタッチメント数 6
振動段階 4段階
振動レベル レベル1 約1200回/分
レベル2 約1700回/分
レベル3 約2300回/分
レベル4 約2800回/分
耐圧力 14㎏
音圧
稼働時間 4~10時間
充電時間 3.5時間
充電端子 USB-C
定格電源 DC 5V/2A
バッテリー 2500mAh×3本
バッテリー交換 不可
生産国 中国
保証 1年間

 

音圧については、opoveに問い合わせて確認したところ、残念ながらデータはないとのことでした。

 

⑷ opove M3 Goの同梱物

opove M3 Goの同梱物は、以下の通りです。

 

同梱物 個数
M3 Go本体 1台
充電用USB-Cコード 1本
アタッチメント 6種類
取扱説明書 1冊
収納ケース 1個

 

opove M3 Go本体と、先端に取り付けるアタッチメントが6種類付属しています。

 

充電用のケーブルは、USB-C(本体側)とUSB-A(給電側)となっており、汎用性の高い充電ケーブルです。ただ、ACアダプターは付属していないので、コンセントから充電したい場合は自分でACアダプターを用意する必要があります。

 

全ページ日本語の説明書が付属しており、翻訳ソフトによって翻訳されたような代物ではなく、しっかりとした日本語で記載されています。

 

収納ケースの中には写真のように一式が収納されています。

 

3. opove M3 Goのおすすめポイント

⑴ リーズナブルな価格

まずなによりも最初に挙げるべきopove M3 Goの魅力は、その価格です。

 

ミドルレンジのモデルとして相応の機能を備えながら、14,900円(税込)という低価格に抑えています。しかも、(記事の執筆時点ですが、)以下のアドレスから購入すれば割引も適用され、さらに安くなります。

 

 

これは、同じミドルレンジの製品であるHYPER VOLT GO(32,780円)やMYTREX REBIVE (21,780円)と比較すると、非常にリーズナブルな価格であることがわかります。

 

⑵ 保管・携帯に困らない自立可能でコンパクトなサイズ感

opove M3 Goは、ミドルレンジのマッサージガンであり、サイズも横幅93㎜、厚み62㎜、高さ147㎜と持ち運びもできるコンパクトな本体サイズとなっています。本体のみのサイズなので、実際に使用する際には横幅がアタッチメント分もう少し長くなります。

 

 

500mlのペットボトルと並べてもコンパクトなサイズのマッサージガンであることがよくわかります。このくらいのサイズであれば、鞄などに入れて持ち運ぶこともできるでしょう。

 

また、写真からわかる通り、opove M3 Goは本体が自立するため、専用ケースに収納せずに、棚や机に立てて保管しても邪魔にはなりにくいです。

 

日常的に使用するのであれば、専用ケースに収納せずに、すぐに手の届く範囲にコンパクトに保管できたほうがすぐに手に取って使いやすいので、大きなメリットといえます。

 

実際に筆者は、普段は机の上に置いて保管しており、デスクワークの合間等に使っていますが、特に机で作業する際に邪魔に感じたことはありません。

 

⑶ 適度な本体重量

マッサージガンを身体に押し当てると、本体先端のアタッチメント部分が高速振動しているため、身体からマッサージガンへの押し返しが生じます。本体重量が軽すぎると、身体からマッサージガンを押し返してくる力に負けて、本体が浮きやすくなります。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は、トリガーポイントと呼ばれる痛みの原因となっているコリに重点的に押し当てると効果的であるといわれており、マッサージガンが身体からの押し返しに負けてしまうと、マッサージガンを押し当てている場所がずれやすく、力のあたり具合が分散してしまうことになり、効率が下がります

 

そのため、押し返してくる力に負けないように、より強い力で押し当てる必要があります。本体重量が軽いほど、より強く押し当てる必要が生じてしまうのです。

 

本体重量は、軽いほど持ち運びやすく、片手で扱いやすくなりますが、一方で、軽いほど押し込むための力が必要となるわけです。

 

言い換えれば、重量のあるマッサージガンほど、マッサージガンを身体に押し当てる際にも安定して押し当てることができます。特に、上から押しあてる際は、本体重量分だけそのまま圧がかかるので、押し当てる際の負担はより軽減されます。

 

opove M3 Goの640gという重量は、特に重いわけでも、特に軽いわけでもないものの、十分に片手で扱える重量感でありながら、振動の反動に負けることもなく安定して押し当てることができるだけの重量を備えており、非常にバランスのいい重量であるといえます。

 

 

なお、本体重量は、メーカー表記では640gとなっておりますが、筆者の使用する実機についての実測値は630.7gであり、実際にはより軽くなっています。個体差含めても表記重量以内に収まるように少し余裕をもって表記されているのでしょう。

 

 

また、平形のアタッチメントを装着した状態での重量は実測654.3gでしたので、実際にマッサージガンを使用する際の重量は650g強を想定するといいでしょう。

 

⑷ 振動レベルの選択肢が広い

振動レベルは以下の4段階に調整でき、最大振動数2800回/分、最小振動数1200回/分となっており、最小振動数と最大振動数の差が1600回となっています。

 

レベル1:1200回/分

レベル2:1700回/分

レベル3:2300回/分

レベル4:2800回/分

 

同じミドルレンジの代表的モデルは、HYPER VOLT GOは2160回/分~3180回/分、 MYTREX REBIVEは2100回/分~3300回/分となっているので、ひとつずつ比較してみます。

 

① 幅の広い振動数の調整が可能

まず、opove M3 Goの大きな特徴は、最小振動数と最大振動数の幅です。この数値が1600回/分となっており、HYPER VOLT GOの1020回/分、MYTREX REBIVEの1200回/分と比較すると、より幅広い振動数を実現していることがわかります。

 

この振動数の選択幅は、かなり重要であると思います。使用部位によっても適した振動数は異なりますし、疲労の度合いや気分などでも異なってくるため、選択できる振動数の幅が広いことは大きなメリットといえるでしょう。

 

② 4段階での調整が可能

また、振動数の調整段階についても、4段階となっており十分な振動数の調整段階数といえます。多くのマッサージガンでは、3~5段階となっており、HYPER VOLT GOは、3段階、MYTREX REBIVEは5段階であり、これらと比較してもopove M3 Goの4段階は十分な振動数の調整段階数があるといえるでしょう。

 

③ 最大振動数2800回/分という十分な高回転の実現

そして、opove M3 Goの最大振動数は、2800回/分となっており、高回転での使用が可能です。これは、HYPER VOLT GOの3180回/分、 MYTREX REBIVEの3300回/分と比較すると、数値としてはやや劣りますが、この2機種の数字はマッサージガンの中でも最高峰に多い最大振動数を誇る機種であることに留意が必要です。MYTREX REBIVEは、MYTREX REBIVEシリーズの本格モデルである、MYTREX REBIVE PROも最大振動数は3300回/分であり、MYTREX REBIVEと同じであることから、最大振動数3300回/分という数値の高さがうかがえます。

 

一方で、その他のメジャーな機種の最大振動数を見てみると、HYPER VOLTシリーズの本格モデルであるHYPER VOLT 2 Pro(56,000円)は2700回/分、HYPER VOLT GOの一つ上のモデルであるHYPER VOLT 2(46,000円)は2700回/分、パワーを重視したもであるであるTheragunシリーズの最高モデルであるTheragun PRO( 69,300円) は、2400回/分となっております。

 

opove M3 Goの最大振動数は、2800回/分なので、最高峰とまでは言えないまでも、HYPER VOLTシリーズやTheragunシリーズの本格モデルにも勝る数値であり、十分な最大振動数であるといえるでしょう。

 

④ 最小振動数1200回/分という特筆すべき低回転の実現

加えて、最大の特徴は、最小振動数が1200回/分であるということです。これはHYPER VOLT GOは2160回/分、 MYTREX REBIVEは2100回/分であることと比較すると、特に低い回転数を実現しているといえます。

 

肩こりの強い方など、マッサージガンにパワーを求めて最大振動数の高いモデルを選ぶ方は非常に多いと思います(筆者も同様でした)。しかし、実機を使用してみた感想として、実際には逆で、最小振動数の方を重要視すべきなのではないかと思います。

 

つまり、振動数が高いほど「筋肉を揺らす」イメージに近くなり、振動数が低いほど「筋肉を叩く」イメージに近くなります。もちろん、マッサージガンであり、低回転であっても高速に動くため、完全に叩くイメージにはなりませんが、低めの振動数であれば、筋肉を揺らすイメージと叩くイメージの刺激が同時に得られることとなります。

 

上記の表現は、筆者の感じたところによるものではありますが、重要なのは「回転数は高ければ高いほど良い」「高ければ高いほどほぐしのパワーが強い」というわけではないということです。

 

筆者の場合は、運動後に筋肉を落ち着ける際などは高回転のほうが向いており、長時間のデスクワークなど、「こり」を感じる部分を押しほぐすように使用する場合には、低い振動数のほうが向いていると感じました。

 

また、高回転で深部に圧力をかけようとすると、それだけ強く押し込む必要がありますが、低回転であれば、そこまで強く押し込むことなく、深部に圧力をかけることが可能です。そのため、他人の筋肉をほぐすためにマッサージガンを使用するような場合には、力をかけやすいため、高回転でも深部に圧力をかけやすいのですが、自分自身の筋肉をほぐすような場合には、部位によっては強く押し込むことが難しく、低回転のほうが深部への圧力がかけやすい場合もあります。

 

筆者は、opove M3 Go以外に、MYTREX REBIVEを持っており、使用しています。MYTREX REBIVEは、3300回/分という高回転に魅力を感じて購入したのですが、高回転と低回転を使い分けながらも、2100回/分の設定にして使用することが多くなりました。こちらは購入時に実機も試したのですが、実際に使用を続けると、より楽にこりをほぐす、という点により重要性を感じ、低回転での使用がかなり多くなるに至りました。opove M3 Goを使用する際も同様で、低回転での使用が多いです。

 

⑸ 振動が深くまで届く「振幅」

振幅はマッサージガン(筋膜リリースガン)の先端部分の振動幅を表します。

 

この振幅の幅が広いほど、筋肉の深い部分まで振動が届くとされています。そのため、しっかり筋肉をほぐしたい場合は、振幅が大きいマッサージガンを選ぶとよいでしょう。

 

一方で、振幅の幅が広いほど「叩き」感も強くなるため、必要以上に振幅が大きすぎると、筋肉を揺らすイメージの刺激が得られにくくなります。そのため、自身の筋肉量や運動量等とも相談する必要があります。

 

アスリートや日常的にハードな筋力トレーニングをするような方はともかく、デスクワークでの体の不調や、軽度の運動しかしないような方は、振幅10㎜以下を目安とするといいでしょう。一般的に、初心者の方や筋肉量があまり多くない方は6㎜から8㎜程度を目安とし、強めの刺激が欲しい方は10㎜程度、より刺激の欲しい方や、筋肉量の特に多い方は、さらに振幅の大きい本格的なタイプのマッサージガンを選ぶとよいとされています。

 

opove M3 Goの振幅は10㎜なので、コンパクトなサイズのマッサージガンとしては強めです。本体サイズはコンパクトに抑えつつ、ある程度しっかりほぐしたい方にはおすすめです。

 

10㎜でも十分すぎるくらい振動は伝わってくるので、アスリートやハードなトレーニングをするようなかなり筋肉質な方でなければ、これより大きな振幅は必要ないかと思います。

 

HYPER VOLT GOの振幅は10㎜、MYTREX REBIVEの振幅は8㎜となっています。

 

⑹ 長い稼働時間

稼働時間は4~10時間と長めの時間となっています。

 

この時間は振動レベルや加圧の程度等によって変わってくるとのことですが、最低でも4時間となっており、この時間は代表的なマッサージガンであるHYPER VOLTシリーズの一つであるHYPER VOLT GOの稼働時間である2.5時間と比較しても長いです。

 

稼働時間に4~10時間の幅があるのは、振動レベルと加圧の程度などによって変動があるためです。

稼働時間についてopoveに問い合わせて確認したところ、同一レベルのみで使用した際の稼働時間は概ね下記のようになるとのことでした。

 

レベル1のみ:10時間

レベル2のみ:8時間

レベル3のみ:6時間

レベル4のみ:4時間

 

なお、すべてのマッサージガンに共通する点ですが、加圧等によって稼働時間は変動があるため、あくまでも目安です。

 

⑺ 汎用性の高い充電端子

充電端子はUSB-C(本体側)とUSB-A(給電側)を採用しており、ACアダプターのみならず、PC等のUSBポートからでも充電が可能となっています。

 

ただし、ACアダプターは同梱されていないため、コンセントから充電したい場合は、別途自分でACアダプターを用意する必要があります。

 

opove M3 Goの定格は5V/2Aとなっており、一般的な定格なので、ACアダプターの入手に困ることはないかと思います。但し、ACアダプターの定格は、ACアダプターごとに結構異なるもので、異なる定格のものを使用すると、充電できなかったり、故障の原因となったりするため、注意しましょう。

 

opove M3 Goにも使えるACアダプターとしては、以下のような商品があります。

 

 

⑻ 数値によるバッテリー残量の把握

バッテリー残量は、下部にあるLED点灯で確認することができます。

 

 

上記写真のように、opove M3 Goのバッテリー残量は数字で表示されるため、数値で残量を把握でき、充電のタイミングを把握しやすいです。ただし、数値の表示は10ごとなので、詳細な残量を把握することはできません(99→90→80...といった具合に減っていきます。)。

 

なお、上記の画像で、1つ青く点灯している点は、点灯している数に応じて現在の振動レベルを表しています。

 

⑼ 2つの安全機能が実装されていること

① 電源ボタンを長押ししないと電源がONにならない

マッサージガン(筋膜リリースガン)は強く振動する器具なので、意図しないタイミングで作動すると、付近の物を破壊したり、怪我してしまったり、マッサージガン本体が振動により移動して落下するなどの危険があります。opove M3 Goは電源ボタンを長押ししないと電源がONにならないようになっているため、誤作動の心配がありません。

 

② 過熱保護の自動電源OFF

opove M3 Goは本体が熱くなりすぎることを防ぐため、使い始めてから15分経過すると自動的に電源がOFFになるようになっています。

 

また、マッサージガン(筋膜リリースガン)の振動は強力なため、長時間当てすぎると、逆効果になります。つまり、必要以上にマッサージガンを当ててしまうと、筋肉が傷ついてしまったり、場合によっては内出血や皮がめくれてしまうなどの危険性があります。

 

一般的にマッサージガンを使用する場合、同一箇所への連続使用時間は数十秒程度で十分だといわれており、opove M3 Goは一度の使用時間は10分以内、同一箇所への連続使用時間は1分以内を目安に使用する旨が説明書に記載されています。

 

15分で自動的に電源がOFFになることで、過熱保護のみならず、過度の使用を防止することにも役立っています

 

実際に自動的に電源がOFFになるか試してみましたが、15分と10秒くらいで電源がOFFになりました。

 

⑽ 十分な耐圧力

耐圧力とは、何㎏までの力を加えても問題ないかの指標を表しており、それ以上の力を加えるとマッサージガンが正常に動作しなかったり止まってしまうことがあります。

 

そのため、耐圧力が低いと、強く押し込むことができず、深部まで圧を加えることが難しくなります。コンパクトなサイズのマッサージガンは、コンパクトなサイズゆえに耐圧力が低い傾向にあり、少し強く押し当てただけで簡単に止まってしまう機種もあります。

 

このように、耐圧力はマッサージガン(筋膜リリースガン)選びにおいて重要な要素なのですが、耐圧力の表記がないマッサージガン多く、マッサージガンのマッサージガンのサイズや重量にあわせて相応の耐圧力があるという前提で商品を選ぶしかありません。そのため、耐圧力の記載があるのは、自身にあったマッサージガンを選ぶ上では、それ自体メリットと言えるでしょう。

 

opove M3 Goは耐圧力14㎏となっており、14㎏の力まで加圧可能です。加圧時にマッサージガンの上に14㎏のものを載せながら加圧しても問題ないということであり、十分加圧できることがわかると思います。

 

また、他機種との比較では、パワーを重視したモデルとして最高峰のTheragunシリーズは、パワーを重視しているだけあり、いずれのモデルも耐圧力が表記されています。

 

Theragunシリーズは、ミドルレンジのモデルを1機種、本格モデルを3機種出していますが、ミドルレンジのモデルであるTheragun miniで、耐圧力9kg、本格モデルの一番下のレンジであるTheragun Primeで耐圧力13kgとなっています。

 

これらと比較するとopove M3 Goの耐圧力14㎏が十分に優れた性能であることがわかるかと思います。

 

⑾ 種類豊富なアタッチメント

 

 

opove M3 Goには6種類のアタッチメントが付属しています。HYPER VOLT GOは2種類、MYTREX REBIVEは5種類なので、opove M3 Goのアタッチメント種類が豊富であることがわかります。

 

引用:Amazon

 

種類が豊富なので、使用する部位によって適切なアタッチメントや好みのアタッチメントを取り付けることができます。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)は、アタッチメントの形状によって、刺激の加わり方が大きく変わってきます。部位や好みによる選択が可能になるため、アタッチメントの種類が多いことは大きなメリットといえるでしょう。

 

特に、マッサージガンは、実際に使用してみてはじめてわかる部分も多く、かつ、継続して使用することでより良い設定が見つかったりするため、アタッチメントの種類が豊富なのは試すことのできる幅が広がるため、その点でもメリットといえます。

 

筆者もまだまだ色々と試しているのですが、その日の疲労感や痛みなどによって同じ部位でもアタッチメントを変更して使っています。うまく好みのアタッチメントを見つけられると、爽快感があります。

 

また、opove M3 Goのアタッチメント交換は、アタッチメントを装着する際は、装着部分に向かって時計回りに回しながら押し込み、逆にアタッチメントを外す場合は、装着部分に向かって反時計回りに回しながら引き抜くだけなので、非常に簡単に着脱できます。また、交換する際に特に力はいらないので、その意味でも簡単に付け替えが可能です。

 

⑿ 専用ケースが付属

opove M3 Goには専用の収納ケースが付属しています。

 

opove M3 Goはコンパクトなサイズなため、そのまま持ち運んでも、あまり邪魔にはなりませんが、マッサージガンは精密機械なので、そのまま持ち運ぶことに抵抗のある方もいるかと思います。

 

また、アタッチメントの種類も多く、バラバラに持っていくと紛失してしまう可能性もあります。

 

専用ケースにまとめて収納できると、アタッチメントの紛失もしづらく、本体もクッション性のあるケースで保護して持ち運ぶことができます。また、普段の収納でも、一式まとまっていると所在がわかりやすいです。

 

 

ケースは、opoveと書かれている面はちょっとかためな感触で、その他横や下の面は少しやわらかめな印象です。

 

 

収納ケースには上部に取手がついているため、持ち運びもしやすいです。

 

 

一式が収納された状態の重量は実測993gです。軽いとは言えませんが、1㎏を切っているので、持ち運びしやすい重量でしょう。

 

旅行・出張やスポーツ合宿などにも持っていきやすいサイズと重量といえるでしょう。

 

⒀ 保証付きと複数の問い合わせ窓口

opove M3 Goには購入から1年間の保証があります。

 

電子機器には自然故障の可能性があるものです。特に、マッサージガンは、振動による負荷がかかるものなので、個体差による故障はどうしても排除しきれません。

 

opove M3 Goはリーズナブルな価格とはいえ、1万円を超える商品なので、メーカー保証が1年あるというのは大きなメリットといえるでしょう。

 

 

説明書に記載されている「無料修理規定」を満たしている場合は、購入日から1年間無料で修理を受けられます。

 

ただ、説明書には以下の記載があるため、一般家庭用以外の用途での使用を検討している方は注意が必要です。

 

ただし、一般家庭用以外(例えば業務用など)に使用された場合は、保証期間内でも「有償」とさせていただきます。

 

また、保証の対象は本体のみで、アタッチメント、USBコード、収納ケースなどは保証の対象外となっています。

 

ただ、opoveに問い合わせて確認したところ、本体以外は有償での対応は可能であり、また、アタッチメントはアタッチメントセットが別売りされているので、本体以外が故障した場合でも、買い替えることなく使用を続けることは可能です。

 

 

保証やその他問い合わせ窓口は、Web、LINE、メールでの問い合わせとなります。

受付時間は10:00~19:00(土日・祝日・夏季休暇・年末年始を除く)です。

 

Web:https://opove.jp/pages/contact

LINE ID:opove

E-Mail:support-jp@opove.com

 

opoveに確認したところ、海外法人のため電話の問い合わせ窓口は設けていないとのことでしたので、問い合わせたい場合は、上記問い合わせ窓口に連絡しましょう。

 

4. opove M3 Goの気になるポイント

⑴ 背中側に押し当てづらい

opove M3 Goは本体がコンパクトサイズなため、基本的に自分の手が届かないところにはマッサージガンを押し当てることができないと考えた方がいいでしょう。当てること自体はできますが、強く押し当てるのは難しいと思った方がいいでしょう。

 

そのため、手の届きにくい背中側はかなり押し当てづらいです。筆者の場合、腰周辺は問題なくできましたが、肩甲骨周辺はうまくできませんでした。

 

もっとも、自分ではなく、他の人にやってもらったり、マッサージガンの主な使用箇所が肩・腰・下半身などであれば、問題にはならないでしょう。

 

⑵ やや持ちづらい

マッサージガンは振動が手にも強く伝わってくるため、使用する際にはマッサージガンをしっかりと持つ必要がありますが、opove M3 Goは本体がコンパクトなサイズなため、グリップ部分が小さめです。

 

そのため、グリップ部分を握るような持ち方では持ちづらく、持ち方を少々工夫する必要があると感じました。

 

引用:Amazon

写真のように銃身を人差し指(場合によっては中指も)で挟み込む様な形で持つと使いやすいです。

 

ツルツルサラサラするような手触りで、また、持ち手がゴムになっているわけではないため、少し滑りやすいと感じます。

特に、手汗をかいていると少し滑るので、運動後に使用する場合は、しっかりと手の汗を拭いてから使用したほうがいいかもしれません。

 

ただ、持つ場所の自由度は比較的高く、加圧部分に対して垂直に押さえつけることができる場所を持つことができるため、押し当てやすい持ち方をできるという点ではメリットともいえるでしょう。

 

⑶ ボタンの位置が押しにくい

opove M3 Goの振動レベルを変更するボタンは本体の下側についています。

 

そのため、マッサージガンを持っている手では押しづらく、マッサージガンを押し当てながらの振動レベルの調整はしづらいと感じました。一応、小指で押せなくもないですが、押しにくいです。

 

押し当てている最中に振動レベルを変更すると、身体やマッサージガンに余計な負荷がかかってしまうなどの理由で、そもそもマッサージガンを押し当てながらの振動レベルの変更が想定された設計になっていない可能性もあるのですが、振動レベルを変更するためにいちいち身体から離して変更するのは少々手間であると感じました。

 

一方で、使用しながら押しにくいということは、使用中に誤操作で振動数が変わってしまう事故が起きにくいともいえるため、その点ではメリットともいえます。

 

⑷ 収納時に特定のアタッチメントを装着しなければならない

opove M3 Goの収納ケースは、平形のアタッチメントを装着したまま収納するように作られています。

 

そのため、平形以外のアタッチメントを装着している場合は、一度そのアタッチメントを外したうえで、平形のアタッチメントを装着してから収納する必要があります。

 

付け替え自体は簡単なので、そこまで手間というわけではありませんが、専用ケースに収納して保管する使い方の場合は、毎回平形のアタッチメント以外を使用した場合には、付け替えて収納しなければいけないため、面倒に感じます。

 

もっとも、opove M3 Goはコンパクトなサイズのマッサージガンであり、本体が自立するため、専用ケースに収納せずに棚等に立てて保管しても邪魔にはなりにくく、日常的に使用するのであれば、専用ケースに収納する場面は意外と少ないので、そこまで大きなデメリットというわけでもないと思います。

 

⑸ ACアダプターが付属していない

opove M3 Goには充電ケーブルは付属していますが、ACアダプターが付属していません。そのため、コンセントから充電したい場合は、自分でACアダプターを用意する必要があります。

 

もっとも、受電ケーブルはUSB-C(本体側)とUSB-A(給電側)であり、汎用性の高い端子のため、ACアダプターをすでに持っている方も多いでしょうし、同時に購入してしまえば解決できる問題です。

 

opove M3 Goにも使用できるACアダプターは、以下のようなものがあります。

 

 

⑹ バッテリー交換ができない

opove M3 Goはバッテリーの交換は不可となっています。

 

もっとも、マッサージガンはバッテリー交換できないものがほとんどであり、HYPER VOLT GOとMYTREX REBIVEもできません。

 

説明書によると、opove M3 Goのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返したときに、本来容量の最大80%を維持できるように設定されているとのことです。

 

opove M3 Goは稼働時間が長く、稼働時間が長い分、充電が必要な回数も減ることになるので、バッテリー交換ができなくても、十分長く使っていけるでしょう。

 

それでもバッテリー交換にこだわるのであれば、バッテリー交換が可能な同社のopove M3 Proのようないわゆるプロやアスリート向けのマッサージガンの購入を検討するのもいいでしょう。

 

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⑺ 充電中は使用できない

opove M3 Goは、安全のため充電中は電源がONにならないように設計されています。

そのため、充電しながら使用することはできないので、あらかじめ充電しておく必要があります。

 

もっとも、他のマッサージガンも基本的に充電中は使用できないようになっているため、opove M3 Go特有のものではなく、マッサージガンという製品の性質といえます。

 

マッサージガンは身体の色々な箇所に使うため、充電しながら使用できるようにするためには、かなり長い充電ケーブルが必要になってしまいます。また、充電ケーブルが絡まったり、振動部分に挟まってしまうなどの危険があるため、充電中は使用できない仕様になっているものと思われます。

 

opove M3 Goはバッテリーの残量表示がわかりやすく、充電のタイミングは把握しやすいので、充電中に使用できなくて困ることはあまりないのではないかと思います。

 

5. opove M3 Goに関する総評

opove M3 Goは、もっとも有名なマッサージガン(筋膜リリースガン)であるHYPER VOLTシリーズのHYPER VOLT GO(618g)や創通メディカルのMYTREX REBIVE(680g)などと比較しても、十分に高性能かつバランスの取れたモデルであり、14,900円(税込)という価格を考慮すれば、ずばり「買い」と言えるでしょう。

 

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opove M3 Goは、コンパクトでありながら、振動数の調整幅やアタッチメントの振幅が広いマッサージガンであり、その機能や価格を踏まえると、家庭用のマッサージガンとして導入を検討している方や、安価な本格モデルを探しているアスリートの方などにお勧めです。

 

商品の耐久性については、新商品ということもあり、確認しにくい部分がありますが、opoveは、opove M3 Proという人気商品を販売している実績のある企業であることや、1年間の保証もついているので、あまり心配する必要はないのではないかと思います。

 

筆者が実際に実機を触った感じでは、しっかりとした作りであり、壊れやすそうな物という印象は受けませんでした。また、2日に1回程度、3~5部位、一日あたり5~10分程度の使用ではありますが、1ヶ月間使用したところでは破損等はありません。

 

6. この記事の結び

opove M3 Goは、非常にバランスの取れたリーズナブルなミドルレンジのモデルです。

 

マッサージガン(筋膜リリースガン)には、よりコンパクトなモデルや、本格モデルもあり、価格帯や機能も様々です。opove M3 Goは、「迷ったらこれ」と言える商品の一つと言えますが、より自分に適したモデルを探したい方は、本格モデルや軽量モデル、ミドルレンジのモデルもあわせて多数紹介しているので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

 

www.step-pedia.com

 

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【肩こり解消!】筋膜リリースの方法5選

仕事や勉強など様々な理由で体の凝りが気になる方も多いと思います。凝りの解消として、近年注目されている「筋膜リリース」ですが、そもそも筋膜リリースとは何か、どうすればいいのかがわからない方も多いかと思います。

 

そこで今回は、筋膜リリースとは何か、またどのような方法があるかを解説していきます。

 

 

 

1. 筋膜リリースとは?

「筋膜リリース」とは、簡単に言うと、筋膜という組織が高密度化した状態から解放(リリース)することです。

 

この筋膜という組織が高密度化することで、肩こり・体のこりなどの体の不調が生じたり、トレーニング効率を下げてしまうことにつながります。

 

この高密度化した筋膜を解放(リリース)することで、肩こり・体のこりなどの体の不調を改善するのが、筋膜リリースです。

 

この筋膜組織の高密度化からの「解放(リリース)」は、単に筋肉を伸ばすのではなく、「解きほぐす」ことを意味します。

 

すなわち、①適度な圧を加えることと、②伸張(ストレッチ)させることにより、筋膜が解きほぐされる(リリースされる)わけです。

 

スポーツ選手が、マッサージを受け(①)、ストレッチをしていること(②)を想像していただければよいでしょう。

 

そして、この筋膜リリースには様々なアプローチがありますので、以下で確認してみましょう。

 

2. 筋膜リリースの方法は?

筋膜リリースには様々な方法がありますが、筋膜リリースのいくつかの方法を表にまとめてみると以下のようなイメージになります。

 

  初期費用 維持費 手軽さ スペース 対応部位 スッキリ感
マッサージ・整体 -
マッサージ機
筋膜リリース注射 -
フォームローラー
マッサージガン

 

⑴ マッサージ・整体

まずは、マッサージ・整体を受ける方法があります。

 

この方法は、一回数千円から受けられるため、初期費用としては大きくかかりません。ただ、毎回費用が発生する上、通う必要があるため、やや手軽さに欠けると言えます。

 

また、安くていい店もあれば、安いだけで悪い店もあります。高い金額を出して国家資格を有する方の施術を受ければ間違いないですが、これだとかなりコストがかかることになるのが難点です。

 

筆者も、かなりの数のマッサージ店に通いましたが、店によって本当にピンキリですが、安心して通えるお店を二つほど紹介します。

 

まずはグローバル治療院です。こちらは、施術師の指名ができないのがやや難点ですが、どの施術師も、専門の国家資格を持っており、あたりはずれなく安定してクオリティの高い施術を受けられます。やや高い金額ではありますが、何より安定したクオリティである点が魅力でしょう。なお、国家資格を有しているため、医療費控除の対象にもなりうるというメリットもあります。

 

www.global-sports.co.jp

 

次に、ReRaKuです。肩甲骨に特化しており、肩甲骨マッサージは群を抜いています。お気に入りの施術師が見つかれば指名することもできますし、そうでなくても、研修制度がしっかりしているため、どの施術師のクオリティも高いです。指名したことも多数ですが、様々な地域のReRaKuを利用し、10名以上の方の施術を受けてきましたが、外れを引いたことはありませんでした。

 

reraku.jp

 

⑵ マッサージ機

マッサージ機を使用する方法もあります。マッサージ機は、初期費用こそ高くつくものの、維持費は電気代のみであるため、費用面では手軽な方法といえるでしょう。圧力もしっかりかかるため、スッキリ感も得られやすいです。もっとも、小型なものでもやや場所を取り、また、使用できる部位も限定的である点がデメリットです。

 

以下のマッサージクッションは、インテリアとしても邪魔にならず、また、椅子において使用することができるため、職場や家庭でおすすめの商品です。筆者も長らく使っておりましたが、体重をかければかなり圧の強いマッサージを受けることができ、大変満足度の高い商品でした。

 

より広くより深く、上下左右の複雑な動きに加え、前後にも可動する4つのもみ玉で、三次元のもみ心地を実現。体の微妙なカーブに沿ってもみ玉が動き、常に最適なポジションをマッサージすることで、狙ったコリをほぐします。

 

⑶ 筋膜リリース注射

最近注目されている方法として、筋膜リリース注射が挙げられます。これは、注射を使用し、癒着した筋膜に生理的食塩水を注入することで、筋膜を無理やりはがすというものです。基本的には自由診療扱いとなるため、一か所6000円程度、保険適応の場合でも一回数千円程度かかるため、費用面はかなり高くつきます。

 

また、毎回注射を相当回数打つものであり、通院も生ずるところ、手軽さに欠ける方法と言えます。効果は人それぞれですが、「注射を打った直後は軽くなった感じになるが、すぐに元の状態に戻ってしまう」という感想を持たれる方が多いようです。

 

筆者もこの方法を試したことがありますが、直後の軽くなった感じすら得られず、費用対効果は悪いと感じました。ただし、この方法でかなり改善される方もいるため、気になる方は試してみましょう。

 

ちなみに、施術後は、注射痕から少量の血液がでる(出血はないですが、服を脱ぐとついていたりします。)ため、汚れてもいい服装で受けに行きましょう。

 

⑷ フォームローラー

フォームローラーを使う方法もあります。フォームローラーは、2000円程度から手に入り、一度手に入れれば維持費用は一切かからないため、費用面では最も手軽な方法と言えます。

 

使用も、ややスペースは取るものの、自宅で一人でできるため、かなり手軽な方法といえるでしょう。ただ、「点」ではなく「面」で圧力を加えるものであるため、凝っている部分によっては、スッキリ感を得にくく、また使用できる部位も限定されます。

 

強いこりを感じた際に使うのではなく、凝り予防のために、軽度の筋トレや、ストレッチなどの運動習慣がある方が、継続して利用するには向いている商品といえるでしょう。

 

 

⑸ マッサージガン

マッサージガンは、1万円以上し、初期費用こそ高くつきますが、一度買ってしまえば電気代のみと、維持費は大きくかかりません

 

また、一人で、かつデスクなどでそのまま使えるため、かなり手軽な方法と言えます。さらに、凝りが気になる部分に直接当てられるため、スッキリ感も得やすいです。

 

筋膜リリースといえばマッサージガンといわれるほどに浸透しているもので、それだけ効果が高いものであるといえるでしょう。

 

電気屋等で試してみることもできるので、一度手に取ってみることをお勧めします。

 

マッサージガンは、大小さまざまなものがあるため、選択に悩みます。スポーツ選手などのプロ向け製品から、家庭用製品まで様々であり、また値段も様々なので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。高ければいいというわけでもありません。

 

選び方やおすすめは以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

 

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また、実際に以下の記事でopove M3 Goというマッサージガンの実機をレビューしているので、そちらも参考にしてみてください。

 

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3. この記事のむすび

筋膜リリースの方法は様々な方法がありますが、凝りの深刻度や、費用などによっても、選択肢は様々です。

 

自分に合った方法を上記を試しながら見つけてみてください。

 

個人的には、マッサージガンは本当におすすめです。

 

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【早見表付】マッサージガンの選び方とおすすめ20選

肩こりに悩まされるデスクワーカーや、日々筋肉をメンテナンスする必要のあるアスリートの方向けに、最近話題のマッサージガンについてまとめてみました。

 

そもそもマッサージガンとは何なのか、また、筆者が実際に試した経験をもとに、どれを選べばいいのかまとめています。

 

 

 

1. マッサージガンとは?

マッサージガンとは、銃(ガン)の形状をしたマッサージ器具のことで、マッサージガンの先端部分が高速振動し、この先端部分を筋肉に当てるだけで、全身のケア・筋膜リリースを行うことができます。

 

大坂なおみ選手が愛用し、広告等を務める「HYPERVOLT」という製品をきっかけに、日本でも広く認知されるに至っており、今ではアスリートや、プロのスポーツ選手、プロのトレーナーなどに愛用される注目の製品です。日本で認知され始めてから一過性のブームに終わることなく、今では様々なメーカーがマッサージガンを販売しております、家電量販店でも専用のコーナーが設けられているところが多いです。

 

また、筋膜リリースは、近年、肩こり等の体の「こり」の解消・軽減に役立つものとして注目されており、マッサージガンは、プロのスポーツ選手だけでなく、デスクワーカーなど、肩こり・体のこりに日々悩まされている方にも人気の商品となっています。

 

2. マッサージガンと筋膜リリースガンの違いとは?

マッサージガンは、筋膜リリースガンとも呼ばれ、両者は同じ物を指します。

 

マッサージという「行為」に着目した呼び名がマッサージガンであり、筋膜リリースという「効果」に着目した呼び名が筋膜リリースガンとなります。

 

「筋膜リリース」のための器具であり、また、医療機器として認定されている機種もあるため、そういった文脈では筋膜リリースガンと呼ぶ方が、マッサージガンの性能を正しく伝えることができます。

 

他方で、筋膜リリース自体を知らない人からすると、「筋膜リリースガン」と言われてもピンとこないため、マーケティング戦略的にマッサージガンの名称も広く用いられるようになったものと思われます。

 

3. 筋膜リリースとは?

「筋膜リリース」とは、簡単に言うと、筋膜という組織が高密度化した状態から解放(リリース)することです。

 

この筋膜という組織が高密度化することで、肩こり・体のこりなどの体の不調が生じたり、トレーニング効率を下げてしまうことにつながります。

 

そして、筋膜組織の高密度化からの「解放(リリース)」は、単に筋肉を伸ばすのではなく、「解きほぐす」ことを意味します。すなわち、①適度な圧を加えることと、②伸張(ストレッチ)させることにより、筋膜が解きほぐされる(リリースされる)わけです。

 

スポーツ選手が、マッサージを受け(①)、ストレッチをしていること(②)を想像していただければよいと思います。

 

そして、この筋膜リリースには様々なアプローチがあり、手軽かつ効果的な方法として注目されているのが「マッサージガン」です。

 

4. 筋膜リリースの方法は?

筋膜リリースには様々な方法がありますが、筋膜リリースのいくつかの方法を表にまとめてみると以下のようなイメージになります。

 

  初期費用 維持費 手軽さ スペース 対応部位 スッキリ感
マッサージ・整体 -
マッサージ機
筋膜リリース注射 -
フォームローラー
マッサージガン

 

⑴ マッサージ・整体

マッサージ・整体を受ける方法があります。この方法は、一回数千円から受けられるため、初期費用としては大きくかかりません。ただ、毎回費用が発生する上、通う必要があるため、やや手軽さに欠けると言えます。

 

⑵ マッサージ機

マッサージ機を使用する方法もあります。マッサージ機は、初期費用こそ高くつくものの、維持費は電気代のみであるため、費用面では手軽な方法といえるでしょう。圧力もしっかりかかるため、スッキリ感も得られやすいです。もっとも、小型なものでもやや場所を取り、また、使用できる部位も限定的である点がデメリットです。

 

より広くより深く、上下左右の複雑な動きに加え、前後にも可動する4つのもみ玉で、三次元のもみ心地を実現。体の微妙なカーブに沿ってもみ玉が動き、常に最適なポジションをマッサージすることで、狙ったコリをほぐします。

 

⑶ 筋膜リリース注射

最近注目されている方法として、筋膜リリース注射が挙げられます。これは、注射を使用し、癒着した筋膜に生理的食塩水を注入することで、筋膜を無理やりはがすというものです。基本的には自由診療扱いとなるため、一か所6000円程度、保険適応の場合でも一回数千円程度かかるため、費用面はかなり高くつきます。また、毎回注射を相当回数打つものであり、通院も生ずるところ、手軽さに欠ける方法と言えます。効果は人それぞれですが、「注射を打った直後は軽くなった感じになるが、すぐに元の状態に戻ってしまう」という感想を持たれる方が多いようです。筆者もこの方法を試したことがありますが、直後の軽くなった感じすら得られず、費用対効果は悪いと感じました。

 

⑷ フォームローラー

フォームローラーを使う方法もあります。フォームローラーは、2000円程度から手に入り、一度手に入れれば維持費用は一切かからないため、費用面では最も手軽な方法と言えます。使用も、ややスペースは取るものの、自宅で一人でできるため、かなり手軽な方法といえるでしょう。ただ、「点」ではなく「面」で圧力を加えるものであるため、凝っている部分によっては、スッキリ感を得にくく、また使用できる部位も限定されます。

 

 

⑸ マッサージガン

マッサージガンは、1万円以上し、初期費用こそ高くつきますが、一度買ってしまえば電気代のみと、維持費は大きくかかりません。また、一人で、かつデスクなどでそのまま使えるため、かなり手軽な方法と言えます。さらに、凝りが気になる部分に直接当てられるため、スッキリ感も得やすいです。

 

5. マッサージガンの選び方

⑴ モデルタイプ

マッサージガン(筋膜リリースガン)には、大きく以下の3つのモデルがあり、何を重視するかによって自分に合ったモデルが変わってきます。

 

① コンパクト軽量モデル

 本体重量が500g以下のモデルで、とにかく小型かつ軽量の持ち運びを重視したモデルです。他のモデルに比べ、パワーに劣るものの、保管場所に困らず、持ち運びに便利で、取り扱いやすいというメリットがあります。職場での使用や、いつでもどこでもちょっとしたときに使用したいという方にはお勧めのモデルです。

 

② ミドルレンジモデル

 本体重量500g~1000g程度のモデルで、値段・サイズ・パワーのバランスが取れたモデルです。もっとも、プロスポーツ選手もこのレンジのモデルを使っている例もあり、十分に高性能な機種もあり、③との区別は使い方や好みによる部分もあるでしょう。このモデルは通常タイプといって良いモデルで、迷ったらこのレンジを選ぶことをお勧めします。

 

③ 本格モデル

 本体重量1000g以上のモデルで、とにかくパワーを重視したモデルとなります。プロ向けタイプとして販売されている例も多く、バッテリーの交換ができるモデルなど、トレーナーの方などによる連続使用を想定した作りになっているものもあります。質感にもこだわったモデルもあり、高級感やデザインを重視する方にもおすすめです。また、振動幅がミドルレンジモデルに比べると大きめに設定されており、筋肉の深部まで振動を加えることができる点も特徴といえます。

 

⑵ 振動数・調整段階

マッサージガンにおいてまず重要なのは、マッサージガンの先端部分の1分あたりの振動数です。

 

この1分あたりの振動数は、機種によって、1000回から3500回の間で設定されており、何段階か調整することが可能になっています。一般的には、3~5段階の調整が可能です。

 

振動数が多いほど揺らすイメージに近く、振動数が低いほど、叩くイメージに近くなっていきます。その日のコンディションや、部位などによって振動数を調整して使用します。

 

パワーを求める方が振動数の大きなものを求める傾向にありますが、実は振動数が低い方が、筋肉の深い部分にアプローチがしやすい印象です。私は基本的に強いマッサージを希望するタイプなのですが、振動数が高ければ高いほど良いわけではなく、よく振動数を低めに設定して使用しています。

 

⑶ 振動幅

また、マッサージガンの先端部分の振動幅も重要です。一般に、振動幅は調整できないため、自分に合った機種を選ぶ必要があります。

 

概ね、振動幅が小さいと弱く、振動幅が大きいと強いイメージです。一般的には振動幅が大きいほど、深くまで振動を到達させることができるといわれています。もっとも、振動幅が大きすぎると、「叩き」感が強くなってしまうため、よほど筋肉質でない限り、個人的にはおすすめしません。

 

実際に試してみることができればそれが良いのですが、それができない場合には、7㎜~9㎜程度の機種をおすすめします。

 

⑷ アタッチメント数

マッサージガンの先端部分の形状を変えることで、筋肉への刺激の与え方を変更することができます。この先端部分を「アタッチメント」といいます。

 

この先端部分のアタッチメントは、丸いものや平らなもの、とがったものなどがあり、機種によって2種類~6種類程度のアタッチメントが付属しています。

 

数が多いほど様々な形状に変化させることができ、部位ごとの使い分けや、好みやタイミングによっての使い分けができます。自分にフィットしない形状のものは使う必要がないため、多いことが必須というわけではないですが、多いほど選択肢が増えるため、好みの形状が定まっていない場合は、選択肢が多いものを選ぶと良いでしょう。

 

⑸ サイズ・重量

機種によって、サイズ・重量が異なるため、しっかり確認する必要があります。

 

重く、大きくなるほど、収納スペースを取ることになりますが、その分、本体の重さを利用して筋肉を刺激することができます。

 

他方で、軽く、小さくなるほど、持ち運びでき、また収納スペースも取りませんが、しっかりと筋肉を刺激する際に押し込む必要があります。

 

軽ければ軽いほどよいというわけではなく、用途にあわせてちょうどよいサイズや重量を選ぶことが重要となります。

 

⑹ 駆動時間

マッサージガンには、バッテリーがついており、連続駆動時間が機種によって異なります。充電しながら使用することができない機種が多いため、注意が必要です。

 

基本的に自宅で使うという方には、あまり重要な要素ではないものと思いますが、持ち運びをするような場合や、トレーナーの方など、連続して使う必要がある場合には、連続駆動時間が長い機種を選ぶと良いと思います。

 

⑺ 本体の形状

マッサージガン本体の形状も重要です。手の届きやすい範囲の場合はあまり問題ではないですが、背中など、手の届きにくい部分を自分でマッサージしたい場合、形状が重要になります。コンパクトなモデルは、この点にやや難点があるといえるものが多いかと思います。

 

6. 性能早見表

※ 拡大表示してご参照ください。拡大表示しても見にくい場合は、こちらのリンクをご参照下さい。

 

7. Step-pediaのおすすめ

⑴ ミドルレンジモデル(通常タイプ)

デスクワークや、日ごろの肩こり用など、主に家庭用で利用し、十分な機能性を求めたい方にはミドルレンジモデル(通常タイプ)がおすすめ。十分な性能を持ちながら、大きすぎずかつ高すぎないバランスの取れたモデルです。また、自分で使用する目的であれば、スポーツ選手にもお勧めできる高機能モデルも多数あります。

 

① MYTREX REBIVE
運動後のボディメンテナンスに最適の 小型ハンディガン

 

株式会社総通メディカルのMYTREXシリーズです。株式会社総通メディカルは、福岡県福岡市に所在する2017年創業の日本の会社で、ヘルスケア関係を中心に評価の高い商品を展開しています。MYTREX REBIVEもその例外ではなく、コンパクトなボディにもかかわらず、高い機能性を有しています。費用も2万円程度と安価であるため、マッサージガンの中では、最も人気な機種の一つと言えます。さらに、別売の温感アタッチメントを使えば筋肉を温めながら刺激することができる点も大きな魅力です。プロスポーツ選手の使用にも耐えうる「迷ったらこれ!」といえる間違いのない商品です。なお、筆者はこのモデルを愛用していますが、実際に使用してみた感想としても、お勧めの商品です。

 

使い方はシンプル、自動振動感知システム搭載。温感と刺激によるダブルアプローチ。人の手のようなあたたかさがじんわりと届く。様々な部位にご使用いただけます。

 

② HYPER VOLT GO 2
強力な振動を生み出しながらも特許取得済みのQuiet Glideテクノロジーにより静かな音で作動します。

 

最も有名なHYPER VOLTシリーズのコンパクトなモデルです。コンパクトさを実現しつつ、十分な機能を有しています。HYPERVOLT GOの後継モデルで、値段や重量はそのままに、稼働時間が30分ほどの伸びている点が特徴です。好みの問題ではありますが、ホワイトカラーで、上品なデザインとなっている点も大きな特徴です。HYPERVOLTブランドの安心感に加え、コンパクトさと機能性の両立の観点から特にお勧めできる製品です。

 

③ opove M3 Go
筋膜リリースガン トータルボディケア 10mm振幅 最大約14kg耐圧 6種類アタッチメント 振動レベル4段階 一年間メーカー保証(グレー)

 

opoveは、2018年に中国で設立され、現在では日本やアメリカを含む9ヵ国で事業を展開している、マッサージガンを代表とする健康家電の企画・開発・販売・アフターサービスを行う事業を展開している会社です。opove社のM3 Goは、発売して間もないため、当該機種自体はまだ知名度も低いですが、安価ながら、かなりバランスの取れた性能を誇っており、ミドルレンジモデルを選ぶ場合には筆頭候補に入ってくるモデルといえます。実機レビュー記事もあるので、是非参照してみてください。

 

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④ リカバリーガン
メーカー保証3年付 ドクターエア リカバリーガン RG-01 ホワイト 軽量コンパクト 充電式コードレス 4種類のアタッチメント付き

 

マッサージシートなどの健康器具で有名なDoctor Airのマッサージガンです。ミドルレンジモデルでありながら、非常にコンパクトなモデルで、何より1万円を切るコスパ最高のモデルと言えます。他のモデルに比べると、ややパワーに劣りますが、実機を使用してみた感想として、パワーが不十分ということは決してないと思います。とにかく手軽に使いたい、安く買いたい、という方におすすめです。

 

⑤ Theragun mini

 

Theragunシリーズは、アメリカ企業であるTherabodyの商品で、日本にはやや遅れて入ってきたため、知名度としてはほかに比べると低いかもしれませんが、世界60か国以上で使用されており、安心の商品と言えます。Theragunシリーズの魅力は何といってもパワーで、大きなボディと、パワーにより、しっかり圧をかけてくれます。Theragun miniは、Theragunシリーズのコンパクトなモデルです。もっとも、コンパクトといっても、ミドルレンジモデルに相当するモデルです。ただし、特殊な形状をしているため、サイズ感としてはコンパクトに収まっています。コンパクトなサイズのモデルであるにも関わらず、十分なパワーを兼ね備えており、コンパクトさとパワーを求めたい方にはお勧めの選択肢と言えるでしょう。

 

⑥ HYPERVOLT 2
Hypervolt 2は、3段階の強力な振動によって、トレーニング前後の身体のトータルサポートに最適なアイテムです。セルフサポートだけでなくトレーナーの方もクライアントに使用頂けます。片手で使える約870gの軽量コードレス式で使用する場所を選びません。

 

HEYPER VOLTシリーズの定番モデルの第2弾です。プロ用モデルとして発売されているわけではありませんが、もともとアスリートが使用しているものとして話題になったHEYPER VOLTの最新版であるため、性能としては十分にプロ向けといえるでしょう。810gと、プロモデルよりは一回り小さく、ミドルレンジモデルに相当し、プロ向けの高機能モデルを選びたいものの持ち運びを意識してコンパクトさも取りたい、といった方にはお勧めのモデルです。値段も46000円に抑えられているため、本格モデルと比較すればかなり安価な部類といえます。稼働時間が3時間であり、バッテリー交換にも対応していないため、アスリートの方が個人で使うには十分なスペックですが、トレーナーとして複数人に連続して使用するといったような使い方の場合にはやや使い勝手が悪いでしょう。

 

⑦ エクサガン ホット&クール
【温める 冷やす 振動する3つの機能でからだを刺激】 最高42℃から最低12℃まで30℃の温度差と振動でアプローチ

 

マッサージシートなどの健康器具で有名なDoctor Airのマッサージガンです。温感アタッチメント及び冷感アタッチメントを標準装備しており、筋肉を温めながら刺激をすることも、冷やしながら刺激をすることもできる点が大きな特徴です。温冷機能を重視するなら最筆頭候補といえ、特に冷感機能を有するモデルとしては現状唯一の選択肢といえる機種といえます。

 

⑧ HYPERVOLT GO
HYPERICE ハイパーボルト ゴー マッサージ器

 

最も有名なHYPER VOLTシリーズのコンパクトなモデルで、HYPERVOLT GO 2の一つ前のモデルとなります。もっとも、HYPERVOLT GO 2との違いは、稼働時間少し短い程度で、現在でも十分選択肢に入ってくるモデルといえます。カラーやデザインが少しが異なるので、HYPERVOLT GO 2よりHYPERVOLT GOのデザインが好きな方はこちらを選ぶと良いでしょう。

 

⑵ コンパクト軽量モデル

とにかくコンパクトなものが欲しい、安いものが欲しいという方にはコンパクトタイプがおすすめ。パワーはやや劣るものの、十分な性能を有し、コンパクトなので収納場所も取らず、しかもリーズナブル。高級タイプを持っている方の、持ち運び用のサブ機としても使い勝手が良いモデルです。

 

① MYTREX REBIVE MINI
コンパクトで軽量設計のため女性やシニアにも扱いやすいサイズ感です。

 

株式会社総通メディカルのMYTREXシリーズのコンパクトなモデルです(MYTREXシリーズの解説は本記事上部の通常タイプの方をご覧ください。)。MYTREX REBIVE miniの強みは、何よりそのコンパクトさです。370gという超コンパクトなボディを実現しつつ、高い機能性を有しています。この軽さ・小ささでありながら、耐圧力13.5kgというパワフルさを実現しており、しっかりと押し込むこともできます。マッサージガン全体の中でもかなり筆頭候補に上がる製品といえるでしょう。また、別売の温感アタッチメントや、背面用のアタッチメントもあり、この点でも大きな魅力があります。

 

REBIVE MINI専用温熱アタッチメント

 

背中に開放感。手が届きにくい部位にアプローチ。使いやすさにこだわった専用アームが遂に誕生。『MYTREX REBIVE MINI 専用 Back Care ARM』

 

② MYTREX REBIVE MINI XS
リバイブシリーズ最軽量モデル誕生。思い立ったときにさっと使える。欲しいときに、欲しい刺激を。【繊細な顔筋にも効果的にアプローチ】頬を直接引き上げる役目の大頬骨筋・小頬骨筋、口を開閉するときに動く咬筋にアプローチ。

 

株式会社総通メディカルのMYTREXシリーズのコンパクトなモデルです(MYTREXシリーズの解説は本記事上部の通常タイプの方をご覧ください。)。MYTREX REBIVE mini XSの強みは、とにかくそのコンパクトさです。MYTREX REBIVE MINIよりもさらに軽い265gという超々コンパクトなボディを実現しつつ、高い機能性を有しています。この軽さ・小ささでありながら、耐圧力8kgというパワフルさを実現しており、ある程度しっかりと押し込むこともできます。パワーの点では少し劣りますが、軽さ・小ささを特に重視する方には特におすすめです。また、別売の背面用アタッチメントがあることや、カラーも6種類展開で選べる点も魅力です。

 

背中に開放感。手が届きにくい部位にアプローチ。使いやすさにこだわった専用アームが遂に誕生。『MYTREX REBIVE MINI XS 専用 Back Care ARM』

 

③ エクサガン  ハイパー
【顔にもからだにも使える】 最大約3000回/分のパワフルな振動で心地よくからだにアプローチ。更に低速振動のフェイスモードを実装、付属のソフトブラシアタッチメントと組み合わせて顔の筋肉のケアも可能になりました!

 

マッサージシートなどの健康器具で有名なDoctor Airのマッサージガンです。220gというマッサージガンの中でもトップレベルの軽量さを実現した製品です。実機を使用した感想としては、強く押し込むと止まってしまうため、パワフルさを求める方にはおすすめできないものの、顔用の低回転も装備され、カラー展開も多数であり、パワフルさは求めない、女性の持ち運びを想定した製品といえます。

 

④ ポイントビートハンディ
ドウシシャ 筋膜リリースガン 軽量 4段階振動 充電式 4種類のアタッチメント付き シルバー

 

最低の回転数が1500回と低いのが特徴です。低めの回転数に抑えて使用したい方や、低めの回転数に抑えて使用したい部位がある方などには、うってつけの商品です。また、425gという軽量さ、11000円という安さも大きな魅力です。

 

⑤ CUTE X
ケア リラクゼーション器 全身 運動補助機器 強力振動 軽量415g 静音 クリスマスギフト 誕生日プレゼント 日本語取扱説明書付き 一年間メーカー保証 (グレー)

 

マッサージガンは、1分間に数千回振動するため、大なり小なり音が気になるところです。さすがに、隣人との関係で深夜に使うのをためらうような「騒音」ではありませんが、同じ部屋に他の人や、赤ちゃんなどがいる場合などには、やはり音が気になってしまいます。そもそも音の数値を公表している製品は少ないのですが、一般的な製品は70db程度(スマートフォンの着信音が75db、図書館内が40db程度)と、それなりの音が鳴ってしまいます。CuteXは、音の数値を公表しており、最低の振動数で使用した場合に35db、最高の振動数でも55db程度と、かなり静かな設計になっています。

 

⑶ 本格モデル(プロ向けタイプ)

スポーツ後のケアや、デスクワークで固まりすぎた筋肉のケアなど、とにかくパワーと機能を求めたい方には本格的な本格モデルがおすすめ。値段も高く、サイズも大きいものの、十分なパワーと機能を備えた安心のモデルです。

 

① Theragun Pro
プロのアスリートや理学療法士も認める機能を備えた、最上位モデル。

 

Theragunシリーズは、アメリカ企業であるTherabodyの商品で、日本にはやや遅れて入ってきたため、知名度としてはまだ低いものの、世界60か国以上で使用される安心の商品と言えます。Theragunシリーズの魅力は何といってもパワーで、大きなボディと、パワーにより、しっかり圧をかけてくれます。筋肉量の多い方や、とにかくスッキリ感を求めたいという方などにはおすすめです。ただ、振動幅が16mmと長く、「叩き」感が強いため、通常の体格の人からすると、単なるマッサージ機のように感じてしまうかもしれません。反対に、振動幅10mm程度だと満足できない、筋肉の深い部分まで刺激を加えたいという方にはTheragunシリーズは唯一の選択肢といえるでしょう。Theragun Proは、その中でも最上位モデルで、加圧27㎏であり、振動幅が16㎜と、とにかくパワフルなモデルです。パワー重視の方には最高の選択肢といえるでしょう。稼働時間が4時間確保でき、またバッテリー交換に対応している点も魅力的です。お金に余裕があれば、個人的にも手を出したい商品だと思います。

なお、ソースネクスト株式会社の製品であるかのような表記がなされることがありますが、日本での販売等をソースネクスト株式会社がサポートしているためで、あくまでもTherabody社の製品です。

 

② HEYPER VOLT 2 Pro
Hypervolt 2 Proは、Hypervolt 2の1.5倍パワフルなモーターを搭載し、どんな振動機器よりも強力な振動を備えています。パワフルな振動の方が心地よい方や、アスリートの方向けによりパフォーマンスを高めるために設計されています。

 

HEYPER VOLTシリーズのプロ用モデルです。1180gと重厚感があり、また、加圧90Wと強い加圧を実現したプロモデルです。HEYPER VOLTブランドのプロモデルでありながら、値段は56000円に抑えられているため、プロモデルを探している場合にはまず選択肢に上がるモデルといえます。もっとも、稼働時間が3時間であり、バッテリー交換にも対応していないため、使い方を選びます。アスリートの方が個人で使うには十分なスペックですが、トレーナーとして複数人に連続して使用するといったような使い方の場合にはやや使い勝手が悪いでしょう。

 

③ opove APEX
世界レベル 14.5mm振幅 最大約22kg耐圧 6種類アタッチメント トータルボディケア 一年間メーカー保証(ブラック)人間工学に基づいたハンドル

 

opoveは、2018年に中国で設立され、現在では日本やアメリカを含む9ヵ国で事業を展開している、マッサージガンを代表とする健康家電の企画・開発・販売・アフターサービスを行う事業を展開している会社です。opove社のAPEXは、発売して間もないため、当該機種自体はまだ知名度も低いですが、本格モデルでありながら26900円という非常に安価な価格である点が魅力的です。既に国内外で実績のあるopove M3 Proの後継モデルであることもあり、本格モデルとして選択肢の筆頭に上がってくるモデルといえるでしょう。実機レビュー記事もあるので、是非参照してみてください。

 

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④ MYTREX REBIVE PRO
プロ仕様 筋膜 ストレッチ 電動 振動 ハンディ ガン 肩 首 腰 背中 首 肩甲骨 足 リリース 健康グッズ 筋膜ケア 筋肉 グッズ 静音設計 重心安定 マイトレックス リバイブ プロ

 

MYTREXシリーズのプロ用モデルです。高級感のあるデザインになっており、プロ感のあるモデルです。1500gと重く、値段も85800円と高いですが、バッテリー交換に対応し、稼働時間も6時間程度と、連続使用に向いているのが大きな特徴です。稼働時間が長いため、複数人で使う場合や、トレーナーの方などの使用にはおすすめです。

 

⑤ Theragun Elite
ブラック G4-ELITE-BLK-PKG-KRJP 【日本語サポート・正規品】

 

Theragunシリーズは、アメリカ企業であるTherabodyの商品で、日本にはやや遅れて入ってきたため、知名度としては低いものの、世界60か国以上で使用される安心の商品と言えます。Theragunシリーズの魅力は何といってもパワーで、大きなボディと、パワーにより、しっかり圧をかけてくれます。Theragun Eliteは、加圧18㎏であり、振動幅が16㎜と、とにかくパワフルなモデルで、Theragun Proには劣るものの、その分価格が抑えられており、パワーとコスパを求める方にはおすすめの選択肢といえるでしょう

 

⑥ Theragun Prime
G4-PRIME-PKG-KRJP 【日本語サポート・正規品】

 

Theragunシリーズの魅力は何といってもパワーで、大きなボディと、パワーにより、しっかり圧をかけてくれます。Theragun Primeは、Theragun Eliteよりもパワーを控えめにし、値段も抑えたモデルです。とはいえ加圧13㎏と十分なパワーがあるため、パワー重視で、Theragunシリーズが欲しいものの、筋肉質でもアスリートでもないため、そこまで強いパワーまで求めず、どちらかというと価格を押さえたい、という方におすすめです。

 

⑦ リカバリーガン PRO
【2wayアームで使い方が広がる】オリジナルの開閉アーム搭載で、自分では手が届きにくい背中や肩甲骨回りも楽々ケア!5種類のアタッチメントが付属、パーツに合わせて取り替えられます。

 

マッサージシートなどの健康器具で有名なDoctor Airのマッサージガンです。加圧の観点では、17.5Wで、耐圧の数値も公表されておらず、プロモデルとしてはやや物足りなさを感じます。ただ、アーム部分が開き、背面への刺激も加えやすく、また、価格が33000円となっており、プロモデルとしては安価な価格設定であるところが大きな特徴となっており、価格や機能を踏まえると、本格モデルのエントリーモデルとして選択肢となる魅力的な製品といえるでしょう。

 

8. この記事のむすび

長時間のパソコン作業など、体のメンテナンスが必要な場面は数多くありますが、手間と時間、さらにはお金がかかるためになかなかメンテナンスできていないという方も多いかと思います。

 

マッサージガンは、初期投資額こそまとまった金額になりますが、一度購入してしまえば、いつでも、お金をかけずにメンテナンスをすることができ、とても便利です。

 

安価なモデルやコンパクトなモデルなど、様々なモデルがあるため、肩こりなどに悩まされている方は、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。

 

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