「大型テントを買いたいが、値段も高く、どう選んでよいかわからない」という方も多いかと思います。
今回は、4人~6人用の大型テントをスノーピークで買うべき理由をご説明します。
- 1. はじめに
- 2. 充実のエントリーライン
- 3. 機能性に優れている
- 4. デザインがおしゃれ
- 5. 相性抜群の大型タープ
- 6. 安心の日本メーカー
- 7. 多数の実店舗
- 8. 修理サービス
- 9. テント乾燥サービス
- 10. この記事の結び
1. はじめに
近年のキャンプブームで、家族や友達とのキャンプなど、大型のテントを購入しようとされている方も多いのではないでしょうか。
大型テントと一口に言っても、多くのメーカーから様々なテントが販売されていて、どれを選べばいいのかわからない、といった方も多いかと思います。
そんな方向けに、大型テントを買うなら、「スノーピーク一択」である理由をご説明します。
2. 充実のエントリーライン
スノーピークのテントは、Entry Line、Standart Line、Pro Lineと分かれており、Entry Lineは、初心者でも組み立てやすく扱いやすい工夫が各所に施されています。
Entry Lineと言っても、初心者向けの簡易版というわけではなく、テントとして一流の性能を備えており、機能面等に妥協することなく、Entry Lineを選ぶことができます。
現在発売されているEntry Lineのテントは、アメニティドームS(3名)、アメニティドームM(5名)、アメニティドームL(6名)、ヴォールト(4名)の4ラインで、いずれも高機能でありながら、組み立てやすく、また、比較的安価な価格設定になっています。
特に、アメニティドームシリーズは、スノーピークの中でもメジャーなテントであり、大型テントに迷ったら、人数に合わせてアメニティドームS、M、Lのいずれかを選ぶと良いでしょう。
⑴ アメニティドームS
定番シリーズ「アメニティドーム」の一番小さいサイズと、そのマットシートセットです。小さいながらも機能性と居住性を実現したおしゃれなテントとなっています。
⑵ アメニティドームM
定番シリーズ「アメニティドーム」の定番サイズと、そのマットシートセットです。5人も入れる大型さと、コンパクトさのバランスを取ったテントとなっています。
⑶ アメニティドームL
定番シリーズ「アメニティドーム」の一番大きいサイズと、そのマットシートセットです。6人も入れる大型さを実現しており、多人数でのキャンプを想定する場合には特におすすめです。
⑷ ヴォールト
3本のフレームのみからなるシンプル設計ながら、4人もの人数が入れる大きな居住空間を実現した「ヴォールト」と、そのマットシートセットです。
3. 機能性に優れている
テントである以上、やはり最も重要なのは機能です。
機能面は、①耐水性、②耐風性、③通気性、④居住性の大きく4つの視点で考える必要があります。
⑴ 安心の耐水圧
何よりもまず重要なのは、①耐水性です。基本的には天候の良い日を選んでキャンプに行く方が多いと思いますが、キャンプでは、特に山間部などは、急な悪天候に見舞われることも多く、また、大人数でのイベントだと、多少の悪天候でも日程を優先して、キャンプに行ってしまうこともあるかと思います。
そんな時に、安心してテント内で過ごすためには、耐水性が必要となってきます。耐水性を示す数値が、耐水圧と呼ばれるもので、大きければ大きいほど、耐水性がよくなります。
一般的に、強い雨で1500㎜と言われており、雨天時のキャンプでも安心して使えるようにするためには、耐水圧が1500㎜以上のテントを選ぶとよいとされています。
スノーピークのEntry Lineのテントは、ミニマム値1800㎜となっており、十分な耐水圧を備えています。
特に安心なのが、スノーピーク独特の基準として、「ミニマム値」が採用されていることです。つまり、「平均」ではなく「最低」であり、「どこを計測しても最低1800㎜以上」ということを意味するため、全体で平均を取ると1500㎜以上であるものの、部分的に1500㎜を切っていたために浸水してしまう、といった心配がありません。
また、浸水対策は、上からの浸水対策(フライ耐水圧)と、下からの浸水対策(ボトム耐水圧)を考える必要がありますが、いずれもミニマム値1800㎜となっており、安心の設計といえます。
⑵ 風に強い構造
次に重要なのが、耐風性です。キャンプの際に見落としてはいけないのは、「風」です。
天気予報を見る際に、風の予報も合わせて確認する必要があることはもちろんなのですが、仮に風が弱いと思っていても、特に海岸線沿いなどは、意外と夜に風が強くなってしまう、などということはよくあることです。
そんな時に、風に弱いテントだと、テントが倒れてしまい、安心してテント内で寝ることができません。
スノーピークのEntry Lineのテントは、背が低めになっており、また、風を逃がす構造になっており、風の影響を受けにくく設計されているため、安心の構造といえます。
また、ロープも付属しており、ロープでテントを補強することで、必要に応じてより風対策を強化することもできます。
⑶ 通気性
次に重要なのが、通気性です。これは特に夏場のキャンプで重要なのですが、テントの中は熱気がこもり、中にいるのがつらくなるほど熱くなってしまいがちです。
通気性が悪いと、朝でも中にいられないほど熱くなってしまうため、テント内でゆっくりするということができなくなってしまいます。
スノーピークのEntry Lineのテントは、両サイドを網戸のようにメッシュにすることができるため、通気性を確保することができます。
⑷ 居住性
そして、他の要素より重要性が劣るものの、キャンプの楽しさを左右する重要な要素が、居住性です。テントの出入りや、テント内での過ごしやすさは、やはり重要です。
スノーピークのEntry Lineのテントは、(人数次第ですが)ゆったりとした室内設計になっており、快適に過ごすことができます。また、いずれも前室が装備されているため、就寝時や雨天時の荷物スペースも十分確保することができます。
前室は、前室で靴を履いてから外に出ることができるようになるため、雨天時の出入りをかなり楽にしてくれます。特に、室内を濡らさずに出入りできるのは大きなメリットです。
また、テントの両側から出入りすることができ、前室は横からの出入りも可能であるため、出入りの利便性は十分確保されているといえるでしょう。
フロントパネルを跳ね上げることもできるため、日中のテントの出入りを楽にし、また、簡易のタープのように使うこともできます。
これに加え、別売ですが、専用のマットを購入すると、床面全体にクッション性が生まれ、室内全体で快適に過ごすことができるようになります。
4. デザインがおしゃれ
スノーピークの大きな特徴として、デザイン性があります。スノーピークのテントは、どの製品もデザインが良く、どのキャンプ場に行っても「映え」るデザインになっています。
テントは、写真映えという点でも、キャンプにおいてかなり重要な位置付けのものですし、おしゃれなテントというだけで、キャンプの楽しさもグッと変わってくるものです。
家族でのキャンプはもちろんですが、友達を呼んでも自慢できるデザインであるスノーピークのテントは、それだけで選ぶ価値のあるテントといえるでしょう。
5. 相性抜群の大型タープ
大型テントの導入と同時に日影や雨除けとして活躍する大型タープも導入したいという方も多いかと思います。
タープとテントは、セットでそろえた方が、見た目もよく、気分も上がります。
スノーピークでは、テントと合わせて使えるデザインの高品質なタープが展開されており、この点も大きな魅力といえます。
スノーピークのEntry Lineのタープは、ポール、ロープ、ペグがセットになっており、そのまま使うことができます。
また、テントとつなげるテープが付属しているため、雨天時には、タープ下からテントまで濡れずに出入りすることができます。
タープについても、ミニマム1800㎜の耐水圧となっており、雨対策としては万全の仕様で、また、風に強い設計となっているため、初心者にも使いやすいタープといえるでしょう。
6. 安心の日本メーカー
スノーピークは、1958年7月に創業した、新潟県三条市に拠点を置く日本のメーカーです。海外メーカーも良いメーカーは多数ありますが、日本のメーカーというのは、初心者としては一つ安心感を得られるものと思います。
7. 多数の実店舗
スノーピークは、多数の実店舗を展開しています。特に直営店が多数存在し、スノーピークスタッフに直接質問や、相談することができるのは、初心者としては大きなメリットです。
8. 修理サービス
スノーピークは、全製品永久保証がついており、スノーピークが存在し続ける限り、メーカー自身が修理に対応してくれることも大きなメリットといえます。
オンラインで修理を申し込むことができ、製造上の欠陥が原因の場合は無料で、その他の場合は適正な価格で修理を依頼することができます。
大型テントは、高価な商品であり、また、個人で修理等をすることが難しいところ、これは大きなメリットといえます。
9. テント乾燥サービス
⑴ 最大の魅力「テント乾燥サービス」とは?
スノーピークを選択すべき最大の理由が、このテント乾燥サービスです。
読んで字のごとく、テントを乾燥してくれるサービスなのですが、フライシート、インナーテント、グランドシートまでセットになって、アメニティドームSなら3850円(税込、送料込)、その他のEntry Lineなら、5500円(税込、送料込)と、破格の値段です。
一部持ち込み可能店舗があるほか、集荷の依頼をすることができるため、とても便利です。また、集荷依頼の場合は、集荷される前までであれば、キャンセル料等もかからずにキャンセルすることができるため、あらかじめ申し込んでおいて、悪天候等でキャンプが中止になった場合にキャンセルすることもできます。
ちなみに、テント乾燥サービスを展開している会社はほかにもあるのですが、比較的安価なサービスでも、フライシートとインナーテントのみで、1万円~2万円程度かかるので、グランドシートまでセットで上記の価格というのがいかに安いかがわかると思います。
例えば、以下のサービスは比較的安価で使いやすいサービスですが、フライシートとインナーテントだけで、1万円程度します。
なお、スノーピークのグランドシートは、少し高いのですが、このテント乾燥サービスを利用できるので、高いことを踏まえても買うべきといえます。テント乾燥サービスを何度か使用すれば、すぐ元が取れます。
びっしょり濡れたテントとグランドシートを、自分で乾燥したり、たたむ必要がないのは本当に楽で、かなり重宝します。
⑵ テント乾燥の重要性
そもそも、テントを乾燥する理由は何かというと、まずは「カビ」です。
テントは、小さく折りたたんでしまうものであり、また、多くの方は使用頻度もそう多くないかと思います。湿っていたり、濡れたままテントをしまい込むと、すぐにカビになってしまい、テントが使えなくなってしまいます。
また、テントは、防水加工のためにポリウレタンコーティングがなされれている場合が多く、このポリウレタンコーティングは、加水分解を起こしてしまうリスクがあります。
加水分解を起こすと、耐水性がなくなってしまうため、実質的にテントが使用できなくなります。
そして、この加水分解は、水分を原因として起こるため、湿ったり、濡れた状態で放置すると起こりやすくなるのです。
このように、湿ったり濡れた状態のまま保管すると、せっかくのテントが台無しになってしまいます。
⑶ テント乾燥の必要性
そもそも晴れの日にしかキャンプに行かないのだから、乾かす必要もないのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし、テントは意外と濡れるものだと思っておきましょう。
日本の夏は、高温多湿であり、濡れないまでも湿ってしまうこともありますし、朝露でしっかりと濡れることや、結露で濡れてしまうことも多くあります。また、朝方少しだけ雨が降るなど、思わぬ雨に見舞われることも数多くあり、晴れの日を狙ったつもりでも、濡れてしまうことが多くあるのです。
しかしながら、多くのキャンプ場の撤収時間は朝10時~11時頃となっており、濡れてしまったテントを乾かす時間もないことが多いです。
そうすると、自宅で乾かすことになります。大きな庭がある家庭であればよいのですが、マンションなどの場合は、風呂の浴室乾燥や、ベランダで干すことになりますが、一番小さい3人用のアメニティドームSでも、フライシートのサイズは、一辺が3~4m程度あり、乾かすのは至難の業です。さらに、フライシート、インナーテントに加え、グランドシートまで乾かす必要があるので、かなり大変な作業といえるでしょう。
乾かすこと自体が大変なうえ、風呂場で乾かす場合には、泥や砂などの汚れがついており、その清掃まで考えると大変な作業となります。
まとまった金額ではあるものの、これらの作業をプロのクオリティーで5000円程度で仕上げてくれるのですから、十分安いといえるでしょう。
また、自宅に庭がある方の場合でも、直射日光での乾燥はテントを痛めるためよくないとされており、日影で、風通しの良い場所で乾かす必要があるところ、やはりテント乾燥サービスを利用する価値はあると思います。
このように、テントを長く使う上で重要である一方で、自宅で満足に行うことが難しい「乾燥」を、5000円程度で依頼することができるのは、スノーピークの大きな魅力といえるでしょう。また、タープも同サービスが使えるも魅力の一つです。
10. この記事の結び
スノーピークのテントは、「格安」とまでは言えないものの、機能やデザイン、アフターサービスを含めると、「格安」といえます。
特に、初心者でもエントリーしやすいEntry Lineは、初心者にとって、4~6人用の大型テントとして唯一の選択肢といえます。
まだキャンプデビューをしたことがない人、自前のテントを買いたいと思っている人は、スノーピークのテントを買ってキャンプに出掛けましょう!
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