キャンプにおいて最も重要なギアの一つであるテントですが、一口にテントといっても様々な種類、値段のものが存在します。
本記事では、ソロキャンプや複数人でキャンプに行ってそれぞれがテントを張るようなケースを念頭に置き、キャンプ初心者にもおすすめのNaturehikeのCloud Up 2 Ultralight Tent 210Tを紹介します。
- 1. Naturehikeとは
- 2. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」のスペック
- 3. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」のおすすめポイント
- 4. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」気になったポイント
- 5. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」の購入方法
- 6. この記事の結び
1. Naturehikeとは
Naturehike(ネイチャーハイク)とは、2010年に設立された、中国のアウトドア総合ブランドです。
「ハイスペックな製品を圧倒的なコストパフォーマンスで」を理念に様々なアウトドア商品を展開しています。2020年にはNaturehike Japanによる日本市場への本格参戦がされ、リーズナブルな価格とコストパフォーマンスの良さで注目を集めているブランドです。
2. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」のスペック
定員 | 2人 |
サイズ | (60+210)×125×100cm |
収納サイズ | 13×40cm |
総重量 | 2.05kg |
フライ耐水圧 | PU 3,000mm |
フロア耐水圧 | PU 3,000mm |
フライ材質 | 210T Polyester |
フロア材質 | 150D Polyester |
ポール材質 | 7001高強度アルミニウム |
付属品 | フレーム一式、テント本体、 レインフライ、ペグ、ウィンドロープ、 テンショナー、フットプリント |
生産国 | Made in China |
3. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」のおすすめポイント
⑴ ソロで使うのに十分なスペース
定員は2人となっているので、1人で利用する場合は、寝るスペースに加え、テント内に荷物を置くスペースを確保することが出来ます。
また、前室(詳細は後述)もあるので、外に置いておいてもよいが、雨ざらしは避けたい荷物などを置いておくこともできます。
⑵ コンパクトかつ設営が簡単
収納時のサイズがコンパクトかつ総重量が約2キロ程度なので、持ち運びがしやすく、バックパックキャンプなどでもそこまで負担になりません。
1kgを切るような超軽量なテントと比べるとやや重いですが、そういったテントに比べ耐久性、耐風性を備えており、また、十分に持ち運べる軽さを保っているので、初心者向けのちょうどよい重量感かと思います。
設置方法も簡単で、下の写真のようにポールを広げて、ポールの先をインナーテントの隅にある穴に差し込みます。
インナーテントにフックがついているので、以下の写真のようにポールに接続します。
すべてつなぐと、あとはこの上からフライシートをかぶせるだけなので、1人でも簡単に設営することができます。
フライシートをかぶせると、以下の通り完成します。
⑶ 通気性に優れている
安価でコンパクトながら、ダブルストラクチャーテント(ダブルウォールテント、二重構造テント)となっており、年間を通して使える通気性の良い構造となっています。
ダブルストラクチャーテントとは、内側のインナーテントを、防水性の高いフライシートで上から覆う構造のもので、雨風に対する高い耐水性を確保しつつも、通気性を維持でき、室内が熱くなりにくく、また結露がしにくいなどのメリットがあります。雨合羽の代わりに傘を差すようなイメージで、上からの雨を防ぎつつ、風通しのよさも確保できます。
内側のインナーテントは、以下のもので、通気性が確保されています。もっとも、これだけでは雨風をしのげないので、上からフライシートを覆いかぶせます。
フライシートをかぶせた後は、以下のようになります。
ダブルストラクチャーテントの特徴として、「前室」があります。インナーテントより大きめのフライシートを採用することで、インナーテントとフライシートの間にスペースができ、これを前室といいます。ここに荷物を置くことができますし、テントから出入りする際などにテント内をぬらさずに済むなどのメリットがあります。
⑷ 専用のグランドシートがついている
テントを設置する際は、テントの底面の傷つきや汚れ防止、雨天時の浸水防止などのために、グランドシートを活用する方が多いでしょう。
テントの底面のサイズはテントごとに違うため、そのテントに適したサイズのグランドシートを用意する必要があります。
Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」には専用のグランドシートが付属しているため、別途グランドシートを用意する手間が必要ありません。
⑸ 付属品が充実している
専用のグランドシートをはじめ、ペグやロープなどテント設営に必要なものが一通り付属しています。そのため、Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」さえ買えば、テント関連の装備が一通り揃います。
⑹ 説明書がケースに付属している。
設営の説明書がケースに縫い付けられています。紙の説明書だとボロボロになったり、紛失したりしますが、「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」は、ケースに縫い付けられているため、そのような心配はありません。
設営に慣れてしまえば関係ないのですが、久しぶりのキャンプ時など、うっかり説明書だけを忘れてしまうことがないため、意外と重宝し、初心者向けといえるでしょう。
キャンプ地によっては、圏外でネットで調べられないこともあるため、気の利いた仕様だと思います。
⑺ 十分な耐水圧
耐水圧とは、浸水を抑える力のことで、数値が大きいほど高性能とされます。もっとも、数値が大きくなりすぎると、通気性が失われていくため、一概に大きければ大きいほど良いということではありません。
耐水圧は、強めの雨を耐えられるのが1500㎜程度と言われ、一般的には、1500㎜以上の耐水圧があればよいと考えられています。
フライ耐水(上からの浸水)と、フロア耐水(下からの浸水)を確認する必要がありますが、「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」は、いずれも3000㎜と、十分な耐水圧が備えられています。
意図せず豪雨に見舞われたときなども、不安なく過ごせるテントといえるでしょう。なお、耐水圧は、天気の良い日を狙ってキャンプに出掛ける場合は基本的には関係ないかもしれませんが、山でのキャンプなどの場合は、天気が変わりやすく、最低限の耐水圧は備えておくべきであると思います。
⑻ 価格がリーズナブル
記事執筆時(2021/11/8)Amazon価格で13800円と、比較的リーズナブルな価格であり、付属品も充実しているため、コストパフォーマンスにはかなり優れているといえるでしょう。キャンプ初心者でも手が出しやすい価格といえます。
4. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」気になったポイント
⑴ 2人で使うには窮屈
定員は2人となっていますが、二人分の就寝スペースを取れるギリギリのサイズとなっているので、その場合は荷物を置くスペースがありません。
多少の前室があるので、そこに荷物を置くこともできますが、テント内に荷物を置きたい場合は1人で利用するのがいいでしょう。
⑵ 入り口が入りづらい
入り口が少々狭く、テントに入る際はかがんで潜り込むような形になるので、入りづらさを感じました。もっとも、小型のテントであるため、小型軽量性を求めれば、やむを得ないところであり、他の小型テントと比べてより入りにくいということはありません。
5. Naturehike「Cloud Up 2 Ultralight Tent 」の購入方法
AmazonなどのECサイトで購入することができます。
6. この記事の結び
NaturehikeのCloud Up 2 Ultralight Tent はリーズナブルな価格でありながら、十分な品質をしており、付属品も充実しているため、初心者が最初に買うテントに適しているといえます。
キャンプに興味のある方は、Cloud Up 2 Ultralight Tentでキャンプデビューを考えてみてはいかがでしょうか?